作成日:2021年12月29日
更新日:2021年12月29日
【タロットカード】さまざまな美しいデザインのカードをご紹介します
はじめに
タロットカードには、様々なデザインがあるのをご存知でしょうか?
基となるタロットカードの絵柄をベースにしたデザイン、天使や妖精など幻想的なデザイン、動物や樹木など自然のデザインに絵柄を変えたものがあります。
明るい色使いのものや、落ち着いた色味のカードやとても鮮やかで目に飛び込んでくる色使いのカード。基となる絵柄が一緒でも、作り手によって様々な世界観のカードが多く存在します。
最近ではとても可愛らしいイラストのカードもあり、親しみやすく読みやすいカードも増えてきました。
海外製のカードは種類が豊富で、使用している素材も高品質でしっかりとした作りです。
主に、ヨーロッパがタロットカードの生産が多い国で皆さんも目にしたことのあるタロットカードがあると思います。
タロットカードの起源は、エジプトやユダヤそして北イタリアとされていますが発祥は不明です。とても神秘的なカードですが、当初はトランプのような遊戯道具とされていました。
詳しいタロットカードの歴史については、下記リンク先にまとめた記事をご用意しています。タロットカードの歴史に触れてから、本文を読んでみてください。
タロットカードの歴史や起源を知ってより深い解釈を学ぼう! – タロットカード・オラクルカード専門店「ルナファクトリー」 (lunafactory.co.jp)
今回は、タロットカードのデザインについて紹介していきたいと思います。デザインの本場や歴史について、イタリア製のカードについても詳しくみていきましょう。
表の絵柄も綺麗ですが、裏面の細かな絵柄もとても魅力的です。裏面のデザインでタロットカードを選ぶくらい、美しいデザインが多いのもタロットカードの特徴でしょう。
タロットカードの神秘的なデザインに触れて、癒しの時間を過ごしていただけたら嬉しいです。
タロットカード デザインの本場について
タロットカードの、デザインの本場は北イタリアとされています。
世界最古のカードは、1392年の「シャルル6世のタロットカード」です。こちらは現在ないカードになります。
現在ある最も古いタロットカードは、15世紀半ばミラノ公が描かせた「ビスコンティ・スフォルツァ版」とされています。完全なデッキではありませんが、世界中の図書館や美術館と個人がそれぞれ所有しているそうです。
各カードがバラバラに所有されているのは、とても面白いですし想像力が掻き立てられます。起源が不明だったりする、タロットカードの神秘性を感じずにはいられません。
引用:ヴィスコンティ・スフォルツァ版 Wikipedia
こちらのカードは全て手描きで、約15デッキで構成されていました。作りは大アルカナに数字が抜けていたりしますが、タロットカードとしての構成を持っていたようです
現在も北イタリアでは、美しいデザインのタロットカードが制作されていて、プロの占い師が愛用するほど。種類も豊富で、タロットカードのお店も多くみられます。
デザインや紙の質感が素晴らしく、初心者からプロまで長く使えるカードが多くおススメといえるでしょう。
伝統と芸術の街北イタリアには「ロ・スカラベオ社」があり、何百種類ものタロットカードを世界中で販売しています。
デザインも見たことのないような珍しいタロットカードがあり、自分の探し求めていた運命のカードと出会えるかもしれません。
タロットカード イタリア製カードのデザインをご紹介
タロットカードの本場イタリア製のオススメのカードを、3種類ご紹介していきます。
本場だけにとても種類が多く、あまり目にしないデザインのカードは見ていると時間を忘れるほど。絵柄も繊細で、色使いもとても美しいのでイタリア製のカードは本当に魅力的です。
これからご紹介するカードは、最古のタロットカードを基にしたカードや世界中から愛されるカードと、動物をメインに描かれたカードです。
イタリア製のカードを身近に感じていただけるように、詳しく解説していきます。
ビスコンティ・タロット
引用:amazon
こちらは先ほどの“デザインの本場について”の項目でご紹介した、最古のタロットカード「ビスコンティ・スフォルツァ版」を基に作られたカードです。
ゴールドの色合いがとても輝かしく、凛としたイメージのカード。色合いやデザインも落ち着いていますが、とても存在感のあるカードです。
小アルカナは、スートの絵のみで描かれており遊具だった頃の名残を感じます。トランプを彷彿とさせるのは、遊戯道具だった頃の名残なのかもしれません。
最古のタロットカードが基になっているので、カードの歴史に触れているような感覚です。
RWSタロットカード
引用:amazon
こちらは、イギリスのアーティスト「パメラ・コールマン・スミス」が手がけたタロットカードです。
北イタリアの有名な「ロ・スカラベオ社」の代表的なタロットカードで、とても人気なカードです。
タロットカードといえばこちらのデザインで、世界中のユーザーから愛されているタロットカードになります。皆さんも、1度は目にしているかもしれません。
赤や黄色を基調としていますが、優しい絵柄でカードの物語が読みやすのが特徴。初心者の方からプロの方まで、幅広い層で長く使えるカードです。
タロット・オブ・ホワイトキャッツ
引用:amazon
白猫をメインにした可愛いタロットカード。色も豊富に使われていて、明るい爽やかなイメージです。
白猫のポーズや表情がとても豊かで、カードから躍動感が感じられます。
こちらも、北イタリアの「ロ・スカラベオ社」が販売しているカードです。
こちらのタロットカードは、愚者のカードだけ“犬”が登場しているのが特徴。愚者の犬が白猫に出会い、どんな物語を作るのか読むのが楽しくなりそうです。
それぞれのカードの白猫の表情が豊かで、可愛いけれど神秘的な面もあり猫好きな方にピッタリかもしれません。
タロットカード デザインの裏面も繊細な作りです
タロットカードは何といっても絵柄の織り成す世界観が魅力的で、表面はもちろん“裏面”も美しい作りになっています。
幾何学模様やモチーフが描かれたものや、 そのタロットの絵柄が描かれたものなど様々なパターンがあります。
表面と裏面の絵柄で1つの世界なので、今まであまり気にしていなかった方も意識してみてください。タロットカードの新しい一面が見えてくるかもしれません。
購入前に気をつけたいのが、カードの裏面は絵柄が対称なものと非対称のものがあることです。リーディングの展開前に、正位置と逆位置がわかってしまうのを気にする方は、購入前に確認してみてください。
タロットカードに慣れてくると、裏面の絵柄で正位置なのか逆位置なのかがわかっても、気にならなくなってきます。それだけ、そのタロットカードのことを信頼できてきた証拠です。
絵柄が対称と非対称のタロットカードをご紹介します。
裏面の絵柄が対称なタロットカード
こちらは、マルセイユ タロット(ミニ)の裏面になります。
細かい絵柄が書き込まれていて、とても美しい作り。赤味のあるブラウンの背景に、白で書き込まれた絵柄は落ち着いた印象です。
マルセイユ タロットの絵柄は細かく、小アルカナはスートのみで描かれているので神秘的。幾何学模様を感じさせる、宇宙的なイメージも湧いてきます。
このカードの裏面は対称の絵柄なので、正位置と逆位置を気にせずリーディングに集中できるでしょう。
細かな絵柄が好きな方には、おススメなデザインです。
裏面の絵柄が非対称なタロットカード
こちらは、ドリーン&ラドリーの「フェアリー・タロットカード」です。
裏面の絵柄は、表紙にもなっているタロットカードの1枚が描かれています。
美しい妖精がこちらを見ていて、まるで見守ってくれているようです。絵柄の周りには、細かな装飾が描かれています。
このカードの裏面は非対称なので、シャッフルして並べると正位置か逆位置かがわかるタロットカードです。
妖精に見守られながら、楽しくリーディングがしたい方におススメです。
裏面の絵柄については、自分の好きなデザインを選んでいきましょう。
表面の好きなデザインをピックアップしたあとに、タロットカードの裏面を見てピックアップしていきます。
そのようにすれば、自分にぴったりなタロットカードと出会えるはずです。
裏面の絵柄が好きなデザインだと、カードをシャッフルしているときや並べているときの時間が、自分を整える好きな時間になるでしょう。
裏面の絵柄や色などで、自分の気持ちが落ち着いたり気分が上がったりします。その日の気分でタロットカードを裏面から選ぶことも、1つの楽しみになるかもしれません。
タロットカード 美しいデザインのカードたち
ここでは手に取るだけで癒されるような、美しいカードたちをご紹介します。
色使いや細かく描き込まれた絵と、神秘性を感じるデザインのカードはリーディングのときの気分も穏やかにしてくれるでしょう。
人によって“美しい”と感じる基準が違いますので、美しいカードの例として見ていただけたら嬉しいです。
ムーンチャイルド・タロットカード
引用:amazon
カナダのアーティスト「ダニエル・ノエル」が手がけた、美しいデザインのタロットカードです。カードの縁は金色に加工されていて、華やかさもあります。
こちらのデッキは3枚のサービスカードがあり、81枚で構成されています。この3枚のカードが出ると、また違ったリーディングが楽しめるでしょう。
裏面の絵柄も白地に金色のアートが描かれていて、月の満ち欠けをイメージしたようなデザイン。心がスッと静かに落ち着いていくようです。
絵柄からもリーディングのイメージが読みやすく、カードの意味合いと併せて深いメッセージを得ることができます。
タロット・アールヌーボー
引用:amazon
イタリアのアーティスト「アントネラ・カステリ」の絵で構成された、長く愛されているタロットカードの1つです。自然と人をモチーフにした柔らかい絵が、読み手をタロットの世界へ優しく導いていきます。
色使いは淡く、絵はなめらかな曲線と繊細な装飾で描き込まれています。手を伸ばせば触れられるようなリアルな絵柄は、今にも動き出しそうです。
各カードで人物の表情や色使いに特徴があり、インスピレーションが湧きやすく、リーディング内容が読みやすいカードになります。
1つのアートとして飾ってもお守りになりそうなカードです。
スピリットソング・タロット
引用:amazon
こちらは、カナダのアーティスト「パウリナ・キャシディ」がデザインしたタロットカードです。
全ての絵柄が動物と自然をモチーフにしていて、優しい世界が広がっています。描写と色使いが繊細で、思わず見入ってしまうかもしれません。
小アルカナの、各スートを動物の世界のアイテムで表しているのが特徴です。
どんぐり(ワンド)、羽(ソード)、貝殻(カップ)、水晶(ペンタクル)で、スートが構成されています。最初はピンとこないかもしれませんが、慣れてくるとこのスートでタロットカードリーディングする事が楽しく感じるでしょう。
ご紹介したカードは、それぞれが輝きを放っているので、じっくりと1枚1枚のカードを見ていただきたいタロットカードです。
他にも美しいデザインのタロットカードがたくさんありますので、探すときの参考にしてください。
まとめ
タロットカードのデザインについて、紹介してきましたがいかがでしたか?
ヨーロッパの中でも北イタリアがタロットカードの本場の地で、イタリア製のタロットカードが世界中で販売されています。
多くのユーザーに愛されているのも、古き良き歴史があるからでしょう。さまざまなデザインのタロットカードがあり、どれにするか迷うほどです。
人や文化、動物や植物、ファンタジー調のデザインなど、アーティストによって世界観があるので多くのタロットカードを見ることをおススメします。
中でも、イタリア製のカードは世界中のユーザーから愛用されています。デザインも素材も素晴らしく、使い古してもまだまだ使いたいというくらいです。
使えば使うほど、自分に馴染んでいく感覚がわかるでしょう。
裏面の絵柄についても紹介してきました。裏面も表面の絵柄に引けを取らないくらい、とても魅力的なデザインが多くあります。
タロットカードの世界は、表面と裏面のデザインで1つなのでしょう。リーディングしているときに最初に目にするのは裏面です。
表面がリーディングに集中させ鼓舞するのに対して、裏面ではリラックスや自分を落ち着かせてくれる役割があるように感じられました。
タロットカードを選ぶときは、裏面にも注目してみてください。
今回の記事では、おススメの美しいタロットカードも載せてみましたので、皆さんの心に何か響けば幸いです。
タロットカードの世界を、もっと楽しんでみてください。