小アルカナにおけるワンドの3の読み方

はじめに

 

タロットカード占いで大アルカナを使うことに慣れてきたら、今度は小アルカナでの占いにも挑戦してみたくなってくるものです。

 

ところで小アルカナには、棒(ワンド)、金貨(ペンタクル)、剣(ソード)、聖杯(カップ)といった4つのスート(種類)がありますが、この中で、みなさんがお気に入りのスートは何でしょうか。

 

もし日頃より、棒というモチーフをめぐって人々が情熱的に行動力を発揮していく、といった物語の展開が気になる方がいらっしゃれば、今回詳しくご紹介したいカードがあります。

 

それは、そのスートが持つ物語の中で、水先案内人のような役割を果たしてくれる、ワンドの3です。

 

タロットにおけるワンドの3の意味

 

まず、ワンドそのものが持つ意味を、ここで確認しておきましょう。

 

1つ目のポイントとしては、占星術でも扱われている4元素の区分(火、地、風、水)のうち、火が当てはまるのがワンドです。

 

火はまさに、勢いよく真っ赤に燃える炎のような、情熱や行動力といったイメージを持っています。

 

そんな火を象徴するワンドには、前向きで満足している気持ち、前進や成長をすること、といった意味が込められているのです。

 

2つ目のポイントは、ワンドの3が持っている数字の意味です。

 

この3という数字には、物事が完成することや、創造、そして表現することといった意味合いがあるため、ワンドの3の場合も、ひとつのことを成し遂げて満たされた気持ちになる、というようなことをあらわしています。

 

そして3つ目のポイントとなるのが、前後のカードとのストーリー的なつながりを把握することです。

 

まずワンドの3の前にあるのが、「目標を達成して、望みが叶う」という物語を持つワンドの2。

 

そしてワンドの3の後にあるのが、「生活や気持ちが安定し、落ち着いて過ごせる」という物語を持つワンドの4、となっています。

 

このように、何か大きな目標を見事に達成することができた状態と、普段の生活が安定することによって穏やかな日々を過ごせるようになる、といった状態との間を、ゆっくりと自然な形でつなぐのが、ワンドの3で語られているストーリーなのです。

 

ちなみにワンドの3が持つ一般的なイメージというのは、「船が行き交う入り江を前に、視界がひらけてくる」というものになっています。

 

こう考えてみると、ワンドの3は、そのスートにおける物語の流れの中で、「周りの状況を見渡してみると、明るい未来に向かって、どんどん視界がひらけていくのが見えてきていますよ」といったことを、一歩引いた目線から、あらためて教えてくれるようなカードといえるのです。

 

タロットにおけるワンドの3の正位置

 

ここまでのご説明で、ワンドの3が持つ意味について、みなさんも大体のところはつかめたのではないでしょうか。

 

そこでいよいよ、もしタロット占いの1枚引きで、このカードの正位置が出た場合、どのように読み解けばよいか、見ていくことにします。

 

正位置について的確な読み解きをするためには、これまで見てきたようなワンドの3が持つ意味を思い出し、それについて簡潔にあらわしているキーワードを、いくつかイメージできるようになることが大事です。

 

はじめに、おすすめのキーワードをリストアップしてみると、「ポジティブな気持ちで計画を立てること」、「成功する自信を持つことができる」、「物事が発展する」といった言葉が挙げられます。

 

まさに、これから先の明るい展望が、確実に約束されているような状態をさしています。

 

こう考えると、「今後の輝かしい未来に向かって、思い切って冒険を始める」、さらにはそれを具体的な行動に移して、「海外などのような、見知らぬ場所へ旅に出る」といった言葉も浮かんできます。

 

このように、ワンドの3から想像できる一般的なキーワードをどんどん増やしていくと、実際の占いで正位置を引いた時も、読み解きに必要なイメージを浮かべやすくなるはずです。

 

タロットにおけるワンドの3の逆位置

 

今度は、もしタロット占いの1枚引きで、この逆位置が出た場合、どのように読み解けばよいか見ていきましょう。

 

「逆位置が出たら、基本的に正位置とは反対の意味になるから、悪い結果になるのではないかと心配」などと思い込んで不安にならなくても大丈夫です。

 

実はワンドの3の逆位置については、「外の世界から、家などといった内なる場所へと、無事に戻る」とか、「安心して過ごせる故郷へ帰る」といったことをあらわすような言葉が挙げられるのです。

 

そこからさらにイメージをふくらませていくと、「現状のままでいた方が安全」とか、「今は冒険すると危険だから、見送った方が安心」といったように、あらかじめ危険を避ける道を教えてくれるような言葉も浮かんでくるはずです。

 

そこで、そのあたりの理解を深めるために、具体的にいろいろなケースを占う際の正位置・逆位置の読み解き方を見ていくことにしましょう。

 

【仕事運】ワンドの3の正位置・逆位置

 

まず、仕事運を占っていてワンドの3が出た時、どのように読めばよいでしょうか。

 

正位置の場合は、「仕事に関して良い知らせが舞い込む」とか「今とりかかっている事業が成功する」、「さらに事業を拡大するチャンスが到来した」といったようなメッセージが伝わってきます。

 

それに対し、逆位置の場合は、「とりあえず今のまま順調に仕事を続けていくのが無難」といったことを、前もって教えてくれるメッセージを受け取ることができるのです。

 

このように、何かもっと発展させたい気持ちでいる時に、正位置ではゴーサインを出し、逆位置ではちょうどよくブレーキをかけてくれる、かじ取りのような役目を果たしてくれるのがワンドの3である、ということができます。

 

【人間関係】ワンドの3の正位置・逆位置

 

それでは、人間関係を占っていてワンドの3が出た時はどう読み解けばよいでしょうか。

 

正位置の場合は、たとえば「周りの人とずいぶん上手く付き合えるようになったから、これからはもうちょっと踏み込んだ関係を作ってみよう」とか、「今後は自分の方から一歩リードして、周りの人と付き合ってみよう」といった決心をさせてくれるようなメッセージが伝わってきます。

 

それに対し、逆位置の場合は、「周囲の人とは、今のままの関係でいた方が、お互いに気持ちよく過ごせそう」ということを自然と納得させてくれるのです。

 

【金運】ワンドの3の正位置・逆位置

 

金運を占っていてワンドの3が出た時の読み方についても、簡単に見ていきましょう。

 

正位置の場合は、「投資に挑戦するチャンスが来た」とか、「少し規模の大きい思い切った投資をしてみよう」といった選択を決意できるようなメッセージが伝わってきます。

 

それに対し、逆位置の場合は、「今はまだ投資をする時期ではないから、もう少し様子を見よう」といった落ち着いた判断をすることができそうです。

 

【健康運】ワンドの3の正位置・逆位置

 

健康運を占っていてワンドの3が出た時の読み方についても、簡単に見ていきましょう。

 

正位置の場合、たとえば「病気やケガから、無事に回復することができる」といった読み方ができます。

 

それに対し、逆位置の場合は、「病気やケガが治るまでの間、今はもうしばらく、ゆっくり自分をいたわって療養してみよう」といった解釈をすることができるのです。

 

タロットにおけるワンドの3が恋愛について教えてくれること

 

ところでみなさんが、このように頼もしいガイド役をつとめてくれるワンドの3に、ぜひ力になってほしい問題といえば、なんといっても恋愛に関する悩みごとではないでしょうか。

 

そこでここからは、他のスートにおいて数字の3を持つカードたちと、ワンドの3とを比較しながら、このカードが恋愛占いの際に発揮してくれる力について、詳しく解説していくことにします。

 

【恋愛】ワンドの3をペンタクルの3と比べる

 

まず、ペンタクルの3と比較してみましょう。

 

ペンタクルの3は、「周りの人と協力する」というイメージを持つカードであり、しかも相手が自分に何か利益をもたらしてくれることを期待する、という意味合いを持ちます。

 

それに対し、ワンドの3からは「相手とは、一緒にいて純粋に楽しめる仲間のような、明るいお付き合いができる」というメッセージをもらうことができるのです。

 

【恋愛】ワンドの3をソードの3と比べる

 

ソードの3は、「赤いハートが3本の剣に刺されて傷ついている」というイメージを持ち、恋人や意中の人との関係についてもいろいろと悩みが深いので、なるべく問題を避けるようにと注意をうながしてくれるカードです。

 

それに対し、ワンドの3は、「心から信頼できるような関係を築くことができ、絆が深まる」というメッセージをもらうことができるのです。

 

【恋愛】ワンドの3をカップの3と比べる

 

カップの3は、「3人で収穫を祝う」というイメージを持ち、恋愛についても「2人の間で愛情がよりいっそう深まる」という意味合いがあるカードです。

 

それと比べると、ワンドの3は、「今ようやく良好な友人関係を作ることができたので、ここから先、その関係を進展させていく段階に移る」ということを教えてくれるのです。

 

このように見てみると、恋愛を占う際、ワンドの3は、「恋人や意中の人と、掛け値なしに強い信頼感で結ばれた関係でいられるようになる」といったことを伝えてくれるカードといえます。

 

タロットにおけるワンドの3で相手の気持ちを占う

 

さていよいよ、気になる恋愛相手の気持ちに的をしぼって占う際、ワンドの3が出た場合の読み解き方について、ケース別に見ていくことにしましょう。

 

ワンドの3が伝える、片想いの相手の気持ち

 

まず、片思いの相手の気持ちを占っていて、ワンドの3が出た時、どのように読めばよいでしょうか。

 

正位置の場合は、「これから先、あなたとの関係をもっと進展させたいと考えている状態」とか、「あなたとともに成長していけるような恋愛をしたいと考えている」ととらえることができます。

 

それに対し、逆位置の場合は、「しばらく片想いの状態は続くかもしれないけど、その間にじっくりお互いの関係を育てていこう」と前向きな気持ちになれるようなアドバイスをもらうことができるのです。

 

ワンドの3が伝える、復縁を望む相手の気持ち

 

それでは、「一度ケンカしたり別れたりしてしまったけれど、仲直りしたいと思っている」といったような相手の気持ちを占っていて、ワンドの3が出た時、どのように読めばよいでしょうか。

 

正位置の場合は、「これから復縁できるチャンスがやってくるので、安心してその行動に移ろう」ととらえることができます。

 

それに対し、逆位置の場合は、「今の相手と復縁を望むよりは、新しい相手を探す方が、未来はひらける」というメッセージとして、とらえることができるのです。

 

ワンドの3が伝える、浮気を疑う相手の気持ち

 

最後に、「浮気をしているのではないか」と疑ってしまう相手の気持ちを占っていて、ワンドの3が出た時、どのように読めばよいでしょうか。

 

正位置の場合は、「浮気の心配はないので、安心して2人の関係を育てていけばよい」といったことが分かります。

 

それに対し、逆位置の場合は、「浮気のこともふくめて、相手はあなたとの関係について、何か満たされない気持ちがあるようだから、よく話を聞いてあげて改善できるところを探していこう」といったようなアドバイスとして、とらえることができるのです。

 

まとめ

 

ここまで、様々なケースを占う際の、ワンドの3の読み解き方についてご紹介してきました。

 

そもそも小アルカナ自体が、具体的な事柄について扱うことを得意とするカードなので、その中の1枚であるワンドの3もわかりやすいメッセージを伝えてくれる、といったあたりも知っていただけたのではないでしょうか。

 

特にワンドの3は、それまで上手く物事が進んできている状態をもっと良い方へと発展させていったり、あるいは良い状態を維持できるようにしたりするために、的確な道案内をしてくれる頼もしいカードです。

 

そんなワンドの3が、いつでも心強い水先案内人になってくれると信じて、常にポジティブな気持ちで過ごせば、きっとその先に、心穏やかに過ごせる時期が待っているはずです。

 

そんな風に、私たちをもっと良い方向へと導き、安心させてくれる心強いカードにも出会える、素晴らしいタロット占いの世界を、どうぞこれからも楽しんでみてください。

 

この記事を書いた人
ルナファクトリー編集部

タロットカードに関する情報を初心者向けにわかりやすく解説していきます。

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