タロットカードの小アルカナ【ワンドのキング】の意味や解釈<恋愛・仕事・逆位置の意味>

はじめに


大アルカナ22枚を除いた残り56枚のカードが小アルカナです。英語ではMinor Arcana(マイナーアルカナ)といいます。小アルカナはワンド(木の棒)・ペンタクルス(金貨)・ソード(剣)・カップ(聖杯)の4つのスートにわかれ、それぞれが1~10までの数字のカード(スートカード、もしくはニューメラルカード)とペイジ・ナイト・クイーン・キングという人物札(コートカード)からなっています。


このカードの構成、何かに似ていると思いませんか?
そう、トランプです。ワンドはクラブ、ペンタクルスはダイヤ、ソードはスペード、カップはハートに相当します。
そして、4つのスートは「火・地・風・水」の万物を構成する四大元素に対応しています。


今回は小アルカナのなかでもワンドの最後のカードであるワンドのキングについてお話していきます。
最後までぜひご覧ください。

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タロットカード【ワンドのキング】とはどんなカード?


【四大元素の法則】における火のエレメントを司るワンド


木の棒や杖のようなイラストで描かれるワンドはもっとも原始的な道具の意味合いがあります。たとえば火を起こす道具になったり、建物の支柱として活用されたり、ときには狩りや戦いの道具になったりと、太古の昔から私たちの生活や生命を守る役割を担ってきました。そのため、ワンドは火のエレメントを司るカードになります。



火が象徴する事柄:目的・理想・意志・ビジョン・直感・きっかけ・発端



突然ですが、「火のないところに煙は立たない」ということわざをご存じでしょうか?何かきっかけがない限り噂は立たないよ、ということわざですが、火のエレメントもまさにそれと同じような事柄を象徴しています。
そもそも「それ」がないと何も起こらない。「それ」が「火」なのです。



私たちが生活している中で「それがないと何も起こらないこと」の「それ」をもう少し具体的に表現してみましょう。
たとえばこのような感じです。

 ・きっかけがないと、何も始まらない
・やる気がないと、何も始まらない
・アイデアがないと、何も始まらない
・目的がないと、何も始まらない
・ひらめき(直感)がないと、何も始まらない



このような言葉が当てはまると思います。つまり、四大元素の「火」が象徴するのはきっかけ・やる気・アイデア・目的・直感・意志なのです。


ここでもうひとつ疑問が思い浮かぶかもしれませんね。「火」なのになぜ「木の棒」で描かれているのか、ということ。
先にお話したことをもう少し発展させましょう。木は昔「松明」として利用されてきました。


たとえば、理想郷を求めて洞窟や暗い山道を探検に出かける際、松明を持った人は先頭で進む道を明るく照らします。一番最初に洞窟に足を踏み入れたり暗い道を進む人が「先を照らす」のは当たり前ですよね。行列の後ろにいる人が火を掲げているのは少し不自然です。


このように、火を生み出す「木の棒」は物事の最初(これがないと何も始まらない)にあってしかるべきものだったのです。


また、松明の「火」は冒険に出るとき道を照らすために必要不可欠のものでした。つまりなにか行動をする際に絶対になくてはならないもの、と言い換えることができます。


私たちの生活に置き換えて考えてみましょう。何か行動する際に必要不可欠なものといえば、「意志」・「ひらめき」・「アイデア」ではないでしょうか。行動の前に何か意志やひらめきがないと人は行動しません。


さらに、人は理想を掲げて行動しますので、火は理想を表すともいえます。このように「木の棒」を松明として考えるとより分かりやすくイメージしていただけるかと思います。


さて、火が意味するところは掴んでいただけたでしょうか。
木の棒は使い方によって戦いの道具にも歩くときに必要な杖にも松明にもなります。どのような「意志」・「ひらめき」・「アイデア」をもって使うかによって用途や呼び方が大きく変わります。
これはワンドが「エネルギーそのもの」だということを示していることにほかなりません。


「火」がないところに文明が成り立たないように、「火」がないところに「風」・「水」・「地」は存在しません。
「火」はすべての出来事の発端であり、そもそもの原因を表しているのです。

 

【図像の法則】における未来志向を表すワンドのキング



「図像の法則」は「時間と空間の中で起こる出来事そのもの(結果)」を担当しています。
数・四大元素・図像の3つの要素が組み合わさって現実的な出来事が起こるということであり、それを表したのが小アルカナ1枚1枚のカードなのです。
タロットカードの上下・左右・遠近・色使い・描かれているキャラクターに図像の法則が見られます。すべてのカードがこの法則にきれいに当てはまるというわけではなく、カードによってはこれらの法則が部分的に使われているものもあります。

・上下:上は顕在、下は潜在的な事象を表します
・左右:向かって左は過去、右は未来を表します
・遠近:近くは今、もしくは過去、遠くは未来を表します
・色(背景):そのカードの行く末、予想を表します
・色(キャラクター):そのキャラクターの性質を表します 



これらの図像の法則を理解しておくと、カードからのメッセージをより具体的で表現豊かなものにしてくれるのです。

 

【コートカード】におけるワンドのキング



王(KING):座っているだけで影響力大
「王」とはある部族・種族の中での代表である存在です。現代では「三冠王」や「百獣の王」といった風に使われる言葉であり、その分野の第一人者という意味合いで使われることもありますね。


リーディングをするときには、影響力があり、年上、立場が上の男性的な登場人物として解釈をしたり、「権威」・「父性」・「男性性」「リーダー的存在」・「ビジネス上の成功」の象徴として解釈することもあります。
また、四大元素でいうと「火」の役割を持ちます。


つまり、ワンド(火) × キング(火)のパワーを持つ【ワンドのキング】はとても情熱的なリーダーといえます。起業家や社長気質の人、情熱で人を巻き込み引っ張っていく気質の男性などがこのワンドのキング的なイメージ像です。


言葉よりも先に行動してしまうような、そんなキャラクターです。彼の魅力はスピーディーで情熱的なところであり、短所は逆に熱しやすく冷めやすいといえるかもしれませんね。

 

【ワンドのキング】が出たときの意味


以上の法則をを知ったうえで改めて数札の解釈を導き出していきましょう。


「四大元素=原動力」に「王」という役割を掛け合わせて解釈をしていきます。


ワンドのキングから導き出される解釈例は人物像でいえば、頼もしい・リーダー的な・情熱的な・能動的な男性、もしくは男性性の強い女性です。
心理状態は強い情熱や意志を抱きたい・権威的でいたい・勇気、野心にあふれていたい、と解釈できます。

正位置の意味



キーワード:勢いがぐんぐん増す、展望が開ける、困難を恐れない、勇気を奮い立たせるなど


自分がやりたいこと、ほしいものに向けて動くときです。あなたの熱意に周囲の人たちは巻き込まれていき次々と力を貸してくれるようになるでしょう。それだけあなたの胸に宿っているパワーはとても強く、そして価値のあるものなのです。

逆位置の意味


キーワード:トップならではの孤独・疲労感・尻すぼみなど 


誰にも相談できずに思い悩んでしまっているかもしれません。または責任感が強いあなたなので多くの任務に追われて心身ともに疲れてしまっているかも。心に宿る情熱の炎の勢いが落ちてしまっている状態ですが、あなたが諦めない限り、再び炎は燃え上がります。


逆位置の読み方のコツは「なぜ逆位置なのか」ということに思いを巡らせるとそれがメッセージになります。正位置であっても逆位置であってもカードが持つ性質は変わりません。カードが持つ性質(キーワード)にこだわりがあるからこそ、何かが起こるころを示しているのです。


もし、逆位置が読みづらい場合は以下のようにして読んでみましょう。
 1.まずは正位置のまま解釈してみる
2.なぜ今、正位置のようなエネルギーが発揮できていないのかを考える
3.2を発展させ以下のように読んでみる
 ・正位置の解釈が薄れている
 ・正位置の解釈が裏目に出ている、反対の方向に進んでいる
 ・正位置の解釈がうまく発揮できていない


あまり理屈で考えるとかえって言葉が出てこない場合があります。どれが理屈に合うか、よりも目から得られる情報や呼び覚まされる感覚、ご相談者様もしくはご自身との対話を何よりも大切にしてリーディングしてください。

タロット占いでの【ワンドのキング】の解釈<恋愛・仕事>


恋愛についての占いの解釈

正位置の場合



このカードが出た人物は非常に肉食的な恋愛をする方かもしれません。とても情熱的で愛情深く、まっすぐ気持ちを伝えられる人物です。望みの相手を手に入れるパワーを持っていたり、一気に関係性を深めることができるなど理想を実現する力を持ち合わせています。

逆位置の場合



忙しさから恋愛するのが面倒になってしまっていたり、過去の恋愛が忘れられなかったりと恋愛どころではない状況にいるかもしれません。


とはいえ、もともとの意味である「情熱」や「理想を実現する力」などの意味は持っていて、それが忙しさや疲れなどの要因でパワーがうまく発揮されていないだけです。この場合、まずはリラックスして心身ともに疲れを癒すことを最優先しましょう。気持ちが落ち着けばカードが持つ「情熱」や「理想を実現する力」を遺憾なく発揮して望むものを手に入れることができますよ。

仕事についての占いの解釈


正位置の場合



大成功を収めたり、威厳ある年長者の援助を得られたりするでしょう。ビジネスは拡大路線にはいり、仕事運は大きく華やいでいきます。これはあなたの豊富な経験と強靭な精神力、そして決断力を存分に発揮したからこその結果です。しっかりとこの成功を噛みしめましょう。

逆位置の場合



逆位置で出た場合、仕事の忙しさに目が回ったり、疲れて何もする気力がわかなくなってしまっているかもしれません。トップに立って周囲の人を引率してきたからこそ、思い悩む姿を見せまいと独りで考えを巡らせたり、本当に求めるものを諦めて妥協したりしてしまうかもしれません。


しかし、ここで諦めてしまうのは得策ではありません。あなたの胸の内には「理想を実現する力」があるのですから。こんな状況だからこそ、5分でも10分でもいいので心身ともにリラックスする時間を作りましょう。目を閉じて瞑想するのもおすすめです。


気持ちを静めて心が癒されれば、あなたの胸に宿るヴィジョンが明確になり、それを実現するためにどう動くべきか、あなた自身の豊富な経験や知識から答えを導き出すことができます。そうなれば理想の実現はもう目の前です。

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まとめ


火のエレメントに対応するワンドの最後のカードである【ワンドのキング】は、とても情熱的でパワフルなカードです。


また、キングは人物像や心理上場以外の例外的解釈として「ビジネスの成功パターン」を表す場合もあります。
【ワンドのキング】の場合はその情熱的な行動力がビジネスの成功の秘訣といえます。


正位置の場合は王座に腰を下ろしながらも、そのまなざしは遠い未来を見据えて「次なる理想を実現したい」と情熱を灯す王のように勇気や野心にあふれていることを示しています。それ故に理想を実現する力を遺憾なく発揮し、頼もしいリーダーのように慕われていることでしょう。あなたの理想に周囲の人は賛同し、力を貸してくれます。


逆位置の場合は、理想に向かって頑張って走ってきた結果、疲れが現れているのかもしれません。もしくは権威的でありたいという思いが先行するあまりワンマンになってしまっているかも。


成功は目の前なのに、胸に宿る情熱の炎が消えかかってしまったり、もしくは燃え盛りすぎたりと振り回されているなと感じたときは一度立ち止まって、5分でも10分でもいいのでリラックスする時間を作りましょう。


逆位置でも【ワンドのキング】が持つエネルギーはきちんと持っていますが、今はそれがうまく活用できていないということ。もともとの情熱は持っているのですから、リラックスして冷静に考え直せば大丈夫。必ず道は拓けていきますよ。


タロットカードの小アルカナ【ワンドのキング】が教えてくれる意味や解釈をしっかりと理解して、あなたの行動指針にしてくださいね。


この記事を書いた人
ルナファクトリー編集部

タロットカードに関する情報を初心者向けにわかりやすく解説していきます。

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