タロットカードの小アルカナ【ワンドの10】が伝えるメッセージ

はじめに

タロットカードは大アルカナ22と小アルカナ56枚で構成されていて、大アルカナはそれぞれまったく異なる絵柄と意味を持つカードです。

小アルカナはワンド(木の棒)・ペンタクル(金貨)・ソード(剣)・カップ(聖杯)の4つのスートにわかれていて、それぞれ110の数字のカードとペイジ・ナイト・クイーン・キングの人物カードから成り立っています。

このカードの構成はトランプに似ています。トランプに当てはめるとワンドのカードはクラブ、ペンタクルはダイヤ、ソードはスペード、カップはハートです。

今回はこの4つのスートの中のワンドの10についてお話ししていきます。

大アルカナのカードや小アルカナの人物カードは意味やイメージを掴みやすいのですが、数字のカードは覚えたり捉えるのが難しいイメージがあるのではないでしょうか。40枚のカードの意味を覚えるのは大変だと感じているかもしれません。

しかし、描かれている絵が持つ意味、数字の意味から紐解いていけばわかりやすいと思います。また、絵と数字の意味を理解すると、同じスートの中の別の数字のカードのことや他のスートの同じ数字のカードが理解しやすくなるはずです。

 

タロットカードの歴史や背景について知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。

タロットカードの世界 カードの種類とカードの持つ意味

ワンドのエレメントについて知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。

タロットカードの小アルカナ【ワンドのエース】の意味や解釈<相手の気持ち・恋愛・逆位置の意味>

小アルカナ【ワンドの10】のタロットカードが持つ基本的な意味

ワンドって?【ワンドのスートが持つ特徴】

ワンドとは木の棒のことを言います。木を切り出しただけの棒はとてもプリミティブなものです。木の棒は人間にとって最初の武器であり、火をおこすための道具としての始まりでもあります。

また木の棒は手に持って掲げれば武器になりますが、おろせば杖にもなり、人の助けとなります。

火は人類にとって大きな発見であり、生きるために火は必要不可欠です。

武器、助けとなるもの、生きるために必要不可欠。

これらの言葉からどんなことがイメージできるでしょうか。

武器や火は生きるのに必要な力や活力、生きるためのパワーのようなものが浮かぶのではないでしょうか。

また、ワンドは4つのスートの中でも1番最初にくるスートです。スート自体に未来に向かって進んでいくという意味があります。

 

四大元素でも、ワンドのカードは「火」です。では、火から連想するイメージは何でしょうか。

情熱、スタート、理想に燃える…熱く力強いイメージが強いのではないでしょうか。

実際、火のエレメントはまっすぐ情熱的で力強く前に向かって進んでいくイメージです。ただし、火はほっておくと消えてしまうので、情熱は冷めやすいという一面も持ち合わせています。

 「火をおこすためのもの」「燃えるような情熱」と、エレメントを含めワンドのイメージはとにかく火に関わっていると言ってもいいでしょう。

小アルカナのタロットカードの数字の持つ意味【10が持つ特徴】

タロットカードの小アルカナの110の数字には、数字自体に意味があります。小アルカナのカードは枚数が多く難しい印象もありますが、スートの意味、エレメントの意味、そして数字の意味を何となく把握しておけばカードの意味は把握できるので、あまり難しく考える必要はありません。

スートの意味、エレメントの意味は説明してきました。では、10という数字にはどのような意味があるのでしょうか。

数字は110がそれぞれ独立していて関係のない意味になっているわけではありません。1に始まり10で完結するストーリーなのです。つまり、10は「達成」を意味するカードになります。

今まで行ってきたことが結実する終着点が10です。

 

10は大アルカナでは「運命の輪」のカードです。つまり、10は終わりのカードであるのと同時に次のスタートへ向かうカードでもあるのです。切れることのない輪が描かれる運命の輪のカードと対応するということは、1つの目標を達成し、次の目標に向かって新たなスタートを切るという意味になります。

数字から見るワンドの10のカードの意味

10は前述したとおり、目標の達成を意味しています。目標の終着点でありながらこのカードには、正念場、あと一歩、最後のプレッシャーなどの意味もあります。

10本の棒は重いかもしれませんが、二人で持てば楽になります。未来は一緒に築いていくことでより明るい方向に向かうでしょう。

いよいよ目標が達成できそう!というとき、どんなことを感じるでしょうか。もうすぐ終わりであるだけに失敗できない。そんなプレッシャーを感じませんか?

最後の最後に失敗したらどうしよう、そんな思いにかられて余裕がなくなり、ストレスを感じてしまうこともあるかもしれません。

そういった状態がこのワンドの10のカードです。

苦しいけれど、ゴールは目前。もうあと一踏ん張り頑張ろう、というのがこのワンドの10のカードの意味です。

小アルカナ【ワンドの10】のタロットカードが持つ正位置の意味

キーワード:プレッシャー、余裕がない、責任

目標の達成を目前にして、今までにないプレッシャーを感じている状態です。これまで、自分の情熱をかたむけてきた自分の理想です。もしかしたら、その理想の実現は、自分ひとりでは抱えきれないような大きなプレッシャーがあるかもしれません。そのプレッシャーをツラいと思う気持ちはありますが、目の前には目標であり町が見えているので、ここで止まるわけにはいきませんし、そんなつもりもありません。あと一踏ん張り頑張って一歩一歩先に進んでいきましょう。

小アルカナ【ワンドの10】タロットカードが持つ逆位置の意味

キーワード:限界、手放す、重荷

あなたは今、自分の目標の達成の一歩手前にいます。しかし、それが自分ひとりでは抱えきれない重荷になってしまっているようです。目標の達成にはどうしてもエネルギーが必要です。しかし、そのために頑張りすぎるとエネルギーが切れてしまい、せっかくゴールを目前にしているのに息切れしてリタイアしてしまう恐れもあります。

せっかく今まで頑張ってきたのですから、ゴールにたどり着くための現実的な方法を考えましょう。荷物が重すぎるのであれば、誰かに手助けしてもらってもいいかもしれませんし、少しペースを落としてみるのもいいでしょう。

立ち止まって着実に目標に到達できる方法を考えましょう。

恋愛でみる小アルカナ【ワンドの10】タロットカードの持つ意味

恋愛におけるワンドの10にはどのような意味があるでしょうか。目標の場所は見えているけれど、荷物が重くて足取りが重くなっている。そんなイメージのカードです。そのイメージから読み取れるのは、2人の関係はゆっくりとした進展であるということです。

荷物があるということは、その目標に到達するためには荷物を軽くしなければならないと読み取ることができます。荷物とは2人で解決しなければいけないことがあるという意味になります。

また、カードのキーワードに「プレッシャー」があります。周囲からのプレッシャーを感じるようなことがあるかもしれません。

ワンドの10は、前には進むけれど進みは遅い、何か問題を抱えたまま進んでいくというような意味になります。

2人で解決すべき問題がある場合は、時間をかけてその問題に取り組んだ方がいいでしょう。

もし、周囲に2人が前に進むのに必要な手助けをしてくれる人がいるのであれば、遠慮せずにサポートを受けた方がいいでしょう。

 関係が停滞気味になることが示唆されていますが、ゆっくりでも2人の仲は進展しています。

もしも問題があるのであれば、周囲の協力を得ながら2人で力を合わせて解決すれば、目の前に見えている目標に到達できるでしょう。

実際に占ってみましょう【ワンドの10】ワンオラクルの結果

タロットカードを1枚だけ引いてその結果を読むのがワンオラクルです。初心者でも占いやすく結果も読み取りやすいので、78枚すべてのカードを使って占うことに慣れるのにも良いでしょう。

 

 

相手は自分のことをどう思っているのか、この先自分たちはどうなるのかなど、具体的で結果のリーディングがしやすいテーマで占うといいでしょう。

あの人は私のことをどう想っているの?【ワンドの10】が伝える相手の気持ち

正位置の場合

 

あの人のあなたへの気持ちに偽りはありません。ただし、好きだけれど次の一歩を踏み出せない状態です。また、あなたとの関係に何かしらプレッシャーを感じている可能性があります。とにかく2人のために自分が頑張らなくては!という気持ちになってしまっているのかもしれません。

その状態が続くと、あなたとの関係を負担に思い始めてしまうかもしれないので、相手のそんな気持ちを軽くしてあげることが大切です。

相手に「重い」と思われるような言動は慎み、何かを決めなくてはならない時にはあなたからいろいろ提案してみたり、相手が負担に思いそうなことを避けるのが良いでしょう。

逆位置の場合

このカードは正位置でも逆位置でも大きく意味は変わりません。逆位置は相手が感じているプレッシャーがよりいっそう強いイメージです。

このカードが出た場合は、相手にプレッシャーをかけすぎないように、というあなたへのメッセージかもしれません。早く結婚したい、一緒に暮らしたいと思う気持ちは自然ですが、相手にその気がない場合はプレッシャーになってしまいます。

どんなにお互いのことが好きでも、同じことを考えているわけではありません。今は相手に合わせた方がいいようです。

カードには10本の棒を重そうに運ぶ男性の姿が描かれていますが、重い物は2人で持てば楽になります。未来は一緒に築いていくものなのです。

2人の未来はどうなるの?【ワンドの10】が伝える相手の気持ち

正位置の場合

相手は2人の関係にプレッシャーを感じているのが現状です。もしかしたら、あなたとの関係以外にもプレッシャーを感じることがあるのかもしれません。

とにかく今は相手に無理をさせないことが一番です。今はあなたにとっても相手にとっても少し我慢が必要な時期かもしれません。

しかし、苦しい時期はずっと続くわけではありません。終わりは見えているのですから、今はお互いに力を合わせてゴールを目指しましょう。その苦労はきっと報われるはずです。

未来は2人で築いていくものであるということを改めて認識し合うようにすると良いでしょう。

逆位置の場合

2人には先の見通しがつきにくい状態のようです。先が見えないため、2人の関係が何も進展していないのでは?という気持ちに囚われてしまっています。前にも同じことで揉めたことがあった、これは好きじゃないと言ったのに…というような同じことの繰り返しになってしまっているのでは?と疑心暗鬼にかられてしまうことがあるかもしれません。

状況を打開するためにこれは余計だと思う荷物は減らした方がいいでしょう。

2人にとって問題だと思うことは、解決できる小さいものだからで良いので解決していきましょう。少しずつでも荷物が減っていけば、お互いにラクに慣れるはずです。

実際に占ってみましょう【ワンドの10】ツーマインドの結果

カード1枚で占うワンオラクルに慣れたら複数のカードで占ってみましょう。カードの枚数は少しずつ増やしていくと、カード同士の関連性を考えながらリーディングができるようになります。

また複数のカードでリーティングをすることで、ワンオラクルのリーディングにも深みが出てきます。

 

ここでは2枚のカードを使って占うツーマインドを紹介します。ツーマインドは対象になる人の心理面を占うスプレッドです。2枚のカードを引いて上下に配置します。

上のカードは自分ではその事象を自分で意識している範囲ではどのように感じているか、下のカードは潜在意識ではどのように感じているかを表します。

スプレッドの方法【ツーマインド】タロットカードの占い方

例1:気になるあの人は私のことをどう思っているの?

上:戦車の逆位置、下:ワンドの10の正位置

相手の顕在意識:戦車のカードは異なる色のスフィンクスが戦車を引いている絵柄のカードです。逆位置の場合、この2頭のスフィンクスの調和が取れていないことを表します。それを恋愛に置き換えると相手はあなたに対して性格の違いは考え方の違いを感じていて、あなたのことは好きなタイプではないと思っているようです。特に積極的にアプローチされるのは嫌なようです。

相手の潜在意識:相手は責任感の強い人ですから、あなたとの関係にプレッシャーを感じています。自分に好意を抱いてくれているのだから、その気持ちに応えなくては、と思っている可能性もあります。それが相手の負担になってしまっているのかもしれせん。自分の気持ちを押し付けず、自然に振る舞うのが一番なようです。積極的なアプローチも好まないようなので、時間をかけてゆっくりと距離を詰めた方がいいでしょう。

例2 :付き合って2年になるあの人と結婚できる?

上:ワンドの10の正位置、下:悪魔の逆位置

相手の顕在意識:あなたのことは好きだけれど、現状では結婚は考えられないと思っています。しかし、あなたから結婚したいというプレッシャーを感じてしまっています。

相手の潜在意識:プレッシャーを感じてはいるものの、あなたに対して好意があることには変わりありません。次の段階へ進む準備が少しずつできているようです。静かにその気持ちが外に表れてくるまで様子を見るのが良いでしょう。


まとめ【ワンドの10

 

数が多く、難しいイメージの小アルカナのカードですが、それぞれの絵柄の持つ意味、エレメントの意味、数字の意味を組み合わせれば決して難しいものではありません。

また、タロットカードはイメージやインスピレーションを大切にするものですから、それぞれのカードの意味を少し頭に入れたらカードを見て、そこから感じるイメージを大切にしましょう。

ワンドの10のカードを見てどのような印象を持ったでしょうか?

その印象は、カードの持つ意味とそれほどかけ離れてはいないはずです。

 

重い荷物を運んでいる姿が少し重苦しく感じるカードですが、進展がないわけではありません。ゆっくりでも目標に近づいています。重い荷物は分け合い、助け合って運ぶこと、時には荷物を減らすことでゴールへの道のりが近づきます。

しなくてもいい苦労をする必要はありませんが、努力や苦労をすることで手に入れられる幸せもあります。ワンドの10はポジティブに捉えればそんな結末が得られるカードです。

 

この記事を書いた人
ルナファクトリー編集部

タロットカードに関する情報を初心者向けにわかりやすく解説していきます。

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