小アルカナにおけるワンドのクイーンの読み方

はじめに

 

タロットカード占いで大アルカナを使うことに慣れてきたら、今度は小アルカナでの占いにも挑戦してみたくなってくるものです。

 

ところで小アルカナには、棒(ワンド)、金貨(ペンタクル)、剣(ソード)、聖杯(カップ)といった4つのスート(種類)がありますが、この中で、みなさんがお気に入りのスートは何でしょうか。

 

もし日頃より、棒というモチーフをめぐって、人々が生命力に満ちたエネルギッシュな生き方を追い求める姿に惹かれるという方がいらっしゃれば、そのストーリーの中でもひときわ魅力的な人物を描くカードをご紹介します。

 

それは、そのいさましいスートにおいて、唯一といっていいくらい、しとやかな意味を持つワンドのクイーンです。

 

現代社会で勉学に励んだり働いたりするみなさんにとって、生き方の参考になる意味合いを持つカードでもありますので、この機会にぜひ詳しくご説明することにしましょう。

 

タロットにおけるワンドのクイーンの意味

 

まず、ワンドそのものが持つ意味を、ここで確認しておきましょう。

 

1つ目のポイントとしては、占星術でも扱われている4元素の区分(火、地、風、水)のうち、火が当てはまるのがワンドです。

 

火は、勢いよく真っ赤に燃える炎のような、情熱や行動力を象徴しています。

 

2つ目のポイントは、棒としてのワンドが象徴する事柄です。

 

昔から棒は、人間の生活を支える道具として使われてきています。

 

そのことから、ワンドは生きる力、エネルギーの象徴でもあるといえます。

 

3つ目のポイントは、人物札としてのクイーンであることの意味です。

 

クイーンそのものは、物事を受け入れることを意味しています。

 

これら3つのポイントをすべて兼ね備えている、ワンドのクイーンが持つイメージは、片手に棒を携え、威厳のある表情でおごそかに座っている大人の姿です。

 

つまり、ワンドのクイーンというのは、しとやかなイメージと、パワフルなイメージとをあわせ持つカードなのです。

 

そのため、このカードの持つ意味合いには、物事を自分の中で受けとめる内向的な性質と、表へ向かって発散していく外向的な性質とが同時にふくまれており、情熱が内に向かう一面もあれば、それが外へと向かう一面もある、という点が特徴的です。

  

そのあたりの意味合いを、もう少し詳しくご説明するために、別のスートのクイーンと比較してみることにします。

 

ワンドのクイーンを、カップのクイーンと比較すると

 

まず、カップのクイーンと比較してみましょう。

 

愛情を大切にするスートであるカップのクイーンは、まるで母親のように優しく癒してくれるような存在感を持つカードです。

 

それと比べると、ワンドのクイーンは、精神的に自立しているからこそ親しみが持てるような存在、といえるカードなのです。

 

ワンドのクイーンを、ソードのクイーンと比較すると

 

次に、ソードのクイーンと比較してみましょう。

 

試練を乗り越えていくことを旨とし、しっかりとした信念を大事にするスートであるソードのクイーンは、自分自身のプライドを満たすために行動する、という性質を持っています。

 

それと比べると、ワンドのクイーンは、自分自身が生き生きとしていられるような楽しみのために行動する、といった性質を持っているのです。

 

ワンドのクイーンを、ペンタクルのクイーンと比較すると

 

ペンタクルのクイーンとも比較してみましょう。

 

現実的な実績を大切にするスートであるペンタクルのクイーンは、自分の持っているスキルを活かすための公的な仕事を選びます。

 

それと比べると、ワンドのクイーンは、個人的な趣味と実益を兼ねた仕事を選ぶのです。

 

タロットにおけるワンドのクイーンの正位置

 

ここまでのご説明で、ワンドのクイーンが持つ意味について、みなさんも大体のところはつかめたのではないでしょうか。

 

そこでいよいよ、もしタロット占いの1枚引きで、このカードの正位置が出た場合、どのように読み解けばよいか、見ていくことにします。

 

正位置について的確な読み解きをするためには、これまで見てきたようなワンドのクイーンが持つ意味を思い出し、それについて簡潔にあらわしているキーワードを、いくつかイメージできるようになることが大事です。

 

はじめに、おすすめのキーワードをリストアップしてみると、

 

 活発

情熱的

自信に満ちている

強い意思を持つ

 

 

といった言葉が挙げられます。

 

さらに、このようなキーワードが合うのは、どんな人物だろうか、と想像してみると、たとえば

 快活

魅力的

人気がある

前向き

いつでも笑顔

自分を信じて行動する

毎日充実している

 

 

といったような言葉も浮かんできます。

 

このように、ワンドのクイーンから想像できる一般的なキーワードをどんどん増やしていくと、実際の占いで正位置を引いた時も、読み解きに必要なイメージを浮かべやすくなるはずです。

 

タロットにおけるワンドのクイーンの逆位置

 

今度は、もしタロット占いの1枚引きで、この逆位置が出た場合、どのように読み解けばよいか見ていきましょう。

 

タロット占いを始めたばかりの頃は、つい「逆位置は正位置とは反対の意味だから、悪い意味になってしまう」と考えがちです。

 

ところが実は、逆位置の場合は正位置の意味が弱まるか、逆に正位置の意味が強くなりすぎてバランスが崩れる、と考えるのが、タロット占いにおける正しい読み解き方であるといえるのです。

 

ということは、ワンドのクイーンが逆位置になって、正位置の意味が弱まった場合は、

 

ちょっぴり元気不足

まだ魅力を十分に発揮していない

もっとポジティブになってみよう

もっと自分の方からオープンになってみよう

 

といった、時にアドバイスも入り混じったような言葉が浮かんでくることでしょう。

 

また、逆に正位置の意味が強くなりすぎてしまった場合は、

 

もう少し冷静になってみよう

もっと落ち着いて自分の立場をわきまえよう

 

といったアドバイスをもらえるような言葉がイメージできるかもしれません。

 

そこで、そのあたりの理解を深めるために、具体的にいろいろなケースを占う際の正位置・逆位置の読み解き方を見ていくことにしましょう。

 

【恋愛運】ワンドのクイーンの正位置・逆位置

 

まず、恋愛運を占っていてワンドのクイーンが出た時、どのように読めばよいでしょうか。

 

正位置の場合は、「魅力が向上する」、「人気のある存在となる」、「情熱的な恋が実る」「自分の方からリードすることで、うまくいく」といった読み方ができます。

 

それに対し、逆位置の場合は、「情熱のあまり、気持ちが空回りしてしまわないように、もう少し冷静になろう」、「しばらく相手と距離を置こう」といったように考えるのがポイントです。

 

つまり、日頃の相手に対する態度について見直す必要がある時、ワンドのクイーンが逆位置になって出てくることによって、「情熱的なところがあるのは、本来あなたが持っている長所であって、決して悪いことじゃない。だからそういう部分をもう少しコントロールできさえすれば、もっとうまくいくよ」と指摘してくれる、というわけなのです。

 

このように逆位置が出た場合は、ありがたいアドバイスとして受けとめることによって、占いの結果を前向きにとらえることができます。

 

【金運】ワンドのクイーンの正位置・逆位置

 

それでは、金運を占っていてワンドのクイーンが出た時、どのように読めばよいでしょうか。

 

正位置の場合は、「経済的に満足している状態」、「投資してみても、よいかも」といった読み方ができます。

 

それに対し、逆位置の場合は、「あまり経済的に余裕がないのに、そういうことはないようなふりをしていると、失敗してしまうから、そういう意味で無理はしないように」といったようなアドバイスをもらえた、と解釈することができます。

 

【人間関係運】ワンドのクイーンの正位置・逆位置

 

それでは、人間関係運を占っていてワンドのクイーンが出た時、どのように読めばよいでしょうか。

 

正位置の場合は、「頼りがいのある仲間に恵まれる」、「悩みを打ち明けられるような人や、前向きな気持ちにさせてくれるような人に出会うことができる」といったような読み方ができます。

 

それに対し、逆位置の場合は、「周りに、感情的になってしまっている人がいるようなので、まずはあなたの方が冷静さを保ち、落ち着いて周りの人と接するように心がけよう」といったようなアドバイスをもらえた、と解釈することができます。

 

タロットにおけるワンドのクイーンで仕事について占う

 

ここまでのご説明で、いろいろなケースを占う際の、ワンドのクイーンの正位置・逆位置の読み方について、みなさんにもだいぶお分かりいただけたことでしょう。

 

そこで、なんといっても仕事運を占う場合に、この他にはないようなバリバリ活躍するタイプのカードが出たら、どのように読み解いていけばよいか、詳しく考えてみることにします。

 

まず、自分自身が仕事に取り組む際の傾向について知りたい時に、ワンドのクイーンの正位置が出た場合は、「頼りがいがあって面倒見がよいタイプ」、「包容力がある」、「リーダーシップがある」「自分の意見をきちんと持っている」といったようなことがわかります。

 

それに対し、逆位置が出た場合は、「感情が豊かなあまりに、気分のおもむくままに動き、ちょっぴりお節介になってしまいそうなので、もっと周りの様子を見ながら行動しよう」といったようなアドバイスをもらうことができるのです。

 

それから、職場の人間関係について占う時に、ワンドのクイーンの正位置が出た場合は、たとえば目上の人との関係が気になっているなら「包容力がある上司に認めてもらえる」といったことがわかるかもしれません。

 

その一方で、逆位置が出た場合は、「気分によって言うことがコロコロ変わるようなタイプの上司には気をつけよう」といったアドバイスをもらうことができます。

 

また、仕事のことで何か悩んでいて、どういった対策をとればよいかを知りたい時に、ワンドのクイーンの正位置が出た場合は、ポイントとしては「物事を広い視野で見渡すように心がけよう」「自分の中にある情熱的な部分をどんどん発揮しよう」といったメッセージをもらうことができます。

 

その一方で、逆位置が出た場合は、「今は相手を受け入れる余裕がないみたいなので、まずは落ち着いて考えて、どんなポジションをとることが自分に対して求められているのかを見極めるように努力しよう」といったようなアドバイスをもらうことができるのです。

 

その他、これからどんなキャリア形成をしたらよいかを知りたい時に、ワンドのクイーンの正位置が出た場合は、「芸術などといったような繊細な感性を活かせる仕事を選ぶとよい」、「転職するなら今がチャンス。でももちろん、現状のままでも大丈夫」といったことがわかります。

 

それに対し、逆位置が出た場合は、「転職しても状況は変わらないので、現状でベストを尽くそう」といったようなアドバイスをもらうことができるのです。

 

まとめ

 

ここまで、様々なケースを占う際の、ワンドのクイーンの読み解き方についてご紹介してきました。

 

そもそも小アルカナ自体が、具体的な事柄について扱うことを得意とするカードなので、その中の1枚であるワンドのクイーンもわかりやすいメッセージを伝えてくれる、といったあたりも知っていただけたのではないでしょうか。

 

毎日、仕事も趣味も恋愛も積極的に楽しみながら生き生きと過ごす、そんなみなさんの姿を代表するカードこそ、ワンドのクイーン。

 

そんな方々も悩むことがあるかもしれませんが、そんな時はワンドのクイーンが正位置や逆位置で教えてくれる様々なアドバイスを思い出してみましょう。

 

たとえば、情熱のあまりに張り切り過ぎて失敗しそうになる時、ワンドのクイーンからのアドバイスを思い出せば、きっと冷静な自分を取り戻し、本来持っている元気を自然な形で取り戻すことができるはずです。

 

まさにワンドのクイーンは、毎日を生き生きと過ごすためのエネルギーはもちろんのこと、前向きな気持ちや、確かな落ち着きのある活力も、私たちに与えてくれるカードといえます。

 

ぜひ、そんな頼もしいワンドのクイーンのことも大切に想っていただきながら、これからもタロット占いを楽しんでみてください。

 

この記事を書いた人
ルナファクトリー編集部

タロットカードに関する情報を初心者向けにわかりやすく解説していきます。

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