小アルカナにおけるカップの6の読み方

はじめに

 

タロットカード占いで大アルカナを使うことに慣れてきたら、今度は小アルカナでの占いにも挑戦してみたくなってくるものです。

 

ところで小アルカナには、棒(ワンド)、金貨(ペンタクル)、剣(ソード)、聖杯(カップ)といった4つのスート(種類)がありますが、この中で、みなさんがお気に入りのスートは何でしょうか。

 

もし日頃より、聖杯というモチーフをめぐって人々が豊かな感情を追い求める、といった物語の展開が気になる方がいらっしゃれば、今回ぜひ詳しくご紹介したいカードがあります。

 

それは、そのスートが持つ物語の途中で、ちょっぴり疲れ切っている誰かをそっとなぐさめ、ふたたび歩き出す元気を与えてくれるカップの6です。

 

タロットにおけるカップの6の意味

 

まず、カップそのものが持つ意味を、ここで確認しておきましょう。

 

1つ目のポイントとしては、占星術でも扱われている4元素の区分(火、地、風、水)のうち、水が当てはまるのがカップです。

 

水はまさに、大地に潤いを与え、すべての命の源になるというイメージを持っています。

 

そんな水を象徴するカップには、深い愛情、感情的な豊かさ、といった意味が込められているのです。

 

2つ目のポイントは、カップの6が持っている数字の意味です。

 

この6という数字には、調和や美しさという意味合いがあるため、カップの6の場合も、落ち着いて心穏やかな時間を過ごす、というようなことをあらわしています。

 

そして3つ目のポイントとなるのが、前後のカードとのストーリー的なつながりを把握することです。

 

まずカップの6の前にあるのが、「自分の思い通りにならず、落ち込む」という物語を持つカップの5。

 

そしてカップの6の後にあるのが、「夢見がちになるくらいに、気持ちが高まる」という物語を持つカップの7、となっています。

 

このように、物事が上手く進まないもどかしさから、ふさぎこんでしまっている状態と、そこから一転してどんどん気持ちが舞い上がっていく、といった状態との間をつなぐのが、カップの6で語られているストーリーなのです。

 

まさに、調和や美しさを兼ね備えるカップの6ならではの「無邪気で純真な子どもが、ありのままの自分らしく穏やかに過ごす」という物語であり、このカードが持つ一般的なイメージとなっています。

 

つまり、そんなカップの6で物語の流れをつないでいるからこそ、カップの5で語られている挫折した状況から、一気に立ち直って、カップの7のように元気を取り戻す状況へと移ることができる、というわけなのです。

 

こう考えてみるとカップの6は、「たとえ途中でくじける経験をしたとしても、自分の中に眠っている子ども時代の自分を思い出して、心の中を平穏な状態に戻すことによって、気持ちを切り替えることができる」といった意味を持ち、カップというスートにおける物語の流れを転換させてくれる、重要なカードであるといえます。

 

タロットにおけるカップの6の正位置

 

ここまでのご説明で、カップの6が持つ意味について、みなさんも大体のところはつかめたのではないでしょうか。

 

そこでいよいよ、もしタロット占いの1枚引きで、このカードの正位置が出た場合、どのように読み解けばよいか、見ていくことにします。

 

正位置について的確な読み解きをするためには、これまで見てきたようなカップの6が持つ意味を思い出し、それについて簡潔にあらわしているキーワードを、いくつかイメージできるようになることが大事です。

 

はじめに、おすすめのキーワードをリストアップしてみると、

 

過去の記憶

昔のことを思い出す

懐かしい友人と会う

 

といった言葉が挙げられます。

 

どれも、今よりも若かった頃の自分自身に再会することを意味しています。

 

そう考えてみると、さらに

 

子ども時代の思い出

子どもらしい感じ

過去の出来事による影響

優しい気持ちになる

うれしいことがある

 

という言葉も浮かんできます。

 

このように、カップの6から想像できる一般的なキーワードをどんどん増やしていくと、実際の占いで正位置を引いた時も、読み解きに必要なイメージを浮かべやすくなるはずです。

 

タロットにおけるカップの6の逆位置

 

今度は、もしタロット占いの1枚引きで、この逆位置が出た場合、どのように読み解けばよいか見ていきましょう。

 

「逆位置が出たら、基本的に正位置とは反対の意味になるから、悪い結果しか読み取れないかも」などと思い込んで不安にならなくても大丈夫です。

 

実はカップの6の逆位置について、おすすめのキーワードをリストアップしてみると、

 

つらかった過去を忘れる

未来に向かって進む

子どもから大人へと成長する

 

といったように、「もし過去に嫌な出来事があったとしても、そういった思い出にとどまらず、そこから先へ出発していこう」という決意をあらわすような言葉が挙げられるのです。

 

そこで、そのあたりの理解を深めるために、具体的にいろいろなケースを占う際の正位置・逆位置の読み解き方を見ていくことにしましょう。

 

【仕事運】カップの6の正位置・逆位置

 

まず、仕事運を占っていてカップの6が出た時、どのように読めばよいでしょうか。

 

正位置の場合は、「職場で何か良い出来事が起きる」、「仕事先で良い知らせが舞い込んでくる」といったような読み方ができます。

 

それに対し、逆位置の場合は、「仕事での失敗は忘れて、新たな気持ちで目の前のことに取り組もう」とか「職場で上手くいかないことがあっても、それをバネにして自分自身の成長につなげられるように頑張ろう」といったような、気持ちの切り替えや努力を促すメッセージが伝わってくる、と考えるのがポイントです。

 

つまり、カップの6が逆位置になって出てくることによって、知らず知らずのうちに過去の嫌な記憶にとらわれている自分がいることを指摘してくれる、というわけなのです。

 

このように逆位置が出た場合は、「心の持ち方が後ろ向きになっていないかどうか、自分自身に問いかけてみよう」というアドバイスとして受けとめることによって、占いの結果を前向きにとらえることができます。

 

【恋愛運】カップの6の正位置・逆位置

 

それでは、恋愛運を占っていてカップの6が出た時、どのように読めばよいでしょうか。

 

正位置の場合は、「童心に返って2人の恋を育てていくことができる」、「幼い頃に友人だった人と恋人になれるかも」、「昔の恋人が自分の元へ戻ってきてくれそう」といった読み方ができます。

 

それに対し、逆位置の場合は、「過去の恋の思い出にとらわれてクヨクヨせず、新しい気持ちで次の恋を探しに行こう」といったようなアドバイスを伝えてくれるのです。

 

ここでも、カップの6の逆位置は、過去の嫌な記憶を切り捨てることの大切さを、前向きな気持ちになるようにと促すメッセージとして伝えてくれている、といえます。

 

【人間関係】カップの6の正位置・逆位置

 

それでは、人間関係を占っていてカップの6が出た時はどう読み解けばよいか、簡単に見ていきましょう。

 

正位置の場合は、「周りの人たちと満足な関係を築くことができる」、「ちょっとくらい子どもっぽくてもいいから、あなたらしく振る舞うと、周囲の人と良い関係を作れる」ととらえることができます。

 

それに対し、逆位置の場合は、たとえば「子どもの頃のように、もっと素直な気持ちになって、伝えたいことをはっきり伝えると、ぎくしゃくしていた人間関係は好転するよ」といったようなアドバイスとしてとらえることができるのです。

 

【金運】カップの6の正位置・逆位置

 

金運を占っていてカップの6が出た時の読み方についても、簡単に見ていきましょう。

 

正位置の場合は、「臨時収入があるなど、思いがけない良いニュースが飛び込むかも」「投資を始めてみてもよさそう」といった読み方ができます。

 

それに対し、逆位置の場合は、「今はまだ、投資をする時期ではないので、もう少しだけ辛抱してみよう」といったようなアドバイスをもらえた、と解釈することができます。

 

【健康運】カップの6の正位置・逆位置

 

健康運を占っていてカップの6が出た時の読み方についても、簡単に見ていきましょう。

 

正位置の場合は、「体調は悪くはないけど、今はひと休みする時だから、自分の心身をいたわってあげよう」といった読み方ができます。

 

それに対し、逆位置の場合は、「子ども時代にどこか悪いところがなかったか思い出し、そこを重点的にケアしよう」といったようなアドバイスをもらえた、と解釈することができます。

 

タロットにおけるカップの6が知らせてくれる未来

 

ところで、カップの6が持つ意味をあらわす、様々な言葉の中に、「過去の出来事による影響」という気になる言葉もふくまれていたことを、覚えていらっしゃるでしょうか。

 

実は、この言葉のとおりカップの6は、過去のあらゆる出来事を思い出させたり、その記憶に対する向き合い方についてアドバイスをくれたりするだけでなく、それをもとにして未来のことも知らせてくれます。

 

なぜならカップの6は、「過去、現在、そして未来は切っても切れないほど、永遠に深いつながりがある」という真実を、わたしたちに教えてくれるカードだからです。

 

もちろんカップの6は、1枚引きであらわれた時もそのような力を持ってはいますが、もう少し枚数を増やして未来を意味するカードとしてあらわれた時、さらに納得のいくメッセージを送ってくれます。

 

たとえば3枚引きは、1枚目を「過去」、2枚目を「現在」、そして3枚目を「未来」とみなして占うか、あるいは1枚目を「現在」、2枚目を「結果」、そして3枚目を「とるべき対策」として占う方法です。

 

この3枚引きで「未来」や「結果」としてカップの6があらわれた場合にしぼって、どのように読み解けばよいか、見ていきましょう。

 

カップの6の正位置が知らせてくれる未来

 

もしカップの6の正位置が「未来」としてあらわれた場合は、「純粋な気持ちで恋をすることができる」、「新しい気持ちで、目の前のことに取り組むことができる」、といったメッセージをくれます。

 

また具体的に「昔なつかしい友人と再会し、交流するようになる」と知らせてくれることもあるかもしれません。

 

またこのカードの正位置が「結果」としてあらわれた場合は、「過去に立ち返るようなことが起こる」というメッセージをくれます。

 

具体的には、「仕事で以前の経験を上手に活かすことができる」、「昔の恋人と復縁することができる」といったことを伝えてくれることもあります。

 

カップの6の逆位置が知らせてくれる未来

 

もしカップの6の逆位置が「未来」としてあらわれた場合は、「以前も経験したような間違いをまた繰り返している、ということに気づくことができるので、そこから改善策を考えてみよう」といったようなアドバイスをもらえます。

 

またこのカードの逆位置が「結果」としてあらわれた場合は、「過去の嫌な出来事にとらわれすぎているので、そのことはきれいに忘れ、気持ちを切り替えよう」と教えてもらえるのです。

 

まとめ

 

ここまで、様々なケースを占う際の、カップの6の読み解き方についてご紹介してきました。

 

そもそも小アルカナ自体が、具体的な事柄について扱うことを得意とするカードなので、その中の1枚であるカップの6もわかりやすいメッセージを伝えてくれる、といったあたりも知っていただけたのではないでしょうか。

 

なんといってもカップの6は、過去の自分自身を振り返る機会を与えてくれるだけでなく、「その過去があるからこそ、今の自分がいる」ということ、そして「その過去から学ぶべきことをしっかり学んで、現在や未来に活かしてこそ、よい結果を得ることができる」ということを教えてくれるカードです。

 

さらには、慌ただしい毎日を過ごすわたしたちが忘れがちな「かつて子ども時代を元気いっぱいに過ごした自分」とも再会するチャンスをもたらし、それによって明日からも頑張るための活力も与えてくれます。

 

忙しい日常の中でひと休みしたくなった時、カップの6のことを思い出してみてはいかがでしょうか。

 

きっと、良くも悪くも記憶に強く残る、そんな過去の出来事への上手な向き合い方を、わたしたちにそっと教えてくれるはずです。

 

そしてこれからぜひ、そんな心の守り人ともいえるような、頼もしいカップの6を引くことができる日を楽しみにしながら、ゆったりとタロット占いを続けてみてください。

 

この記事を書いた人
ルナファクトリー編集部

タロットカードに関する情報を初心者向けにわかりやすく解説していきます。

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