作成日:2022年05月03日
更新日:2023年06月01日
タロットカード:ワンドの7の意味解釈【プロ占い師監修】
小アルカナ:ワンドの7 SEVEN OF WANDS
【SEVEN OF WANDS】は【ワンドの7】の英語名です。
占術でよく使われる“タロットカード”は、古い歴史があり人々に様々なメッセージを伝えてきました。
カードの種類もたくさんあり、眺めているだけで癒されるようです。
タロットカードは、大アルカナと小アルカナに分かれておりそれぞれ深いストーリーがあります。
大アルカナは“一人の一生を描いたような壮大なドラマ”を、小アルカナは“日々のささやかな変化”を表したドラマとなっています。
小アルカナは4つのスート(象徴)の棒・杯・剣・硬貨に分かれており、それぞれ火・水・風・地のエレメントで表しています。
今回は「小アルカナ ワンドの7」のカードに焦点を当てていきます。
ワンドは棒で「火」のエレメントを表し、直感・情熱・生命力・冒険の意味合いがあります。
頭で考えるより、自身の直感で行動するようなバイタリティに溢れたカードです。
ワンドの7のカードの意味合いや、正位置と逆位置での意味の違いとリーディングで出た時のメッセージを詳しく解説していきます。
更に、ワンドの7が出た時の恋愛と相手の気持ちについての意味合いもみていきます。
では、ワンドの7の世界へ旅立っていきましょう。
タロット ワンド7の意味
ワンドの7 キーワード
勝利・達成・成功・安定・優位・信念・チャレンジ精神・未来・底力・冒険・興味津々・エネルギー・情熱・生命力・フェア
キーワードを見るだけで、とても元気が出るカードです。
火のエレメントの特徴である「直感・情熱」が活かされる、熱いエネルギーの込められたカードになります。
頂点に達しても「まだ何かに挑戦したい!」と、チャレンジ精神の塊で向上心旺盛です。
後ろを振り返らず、自身の信じた道を突き進んでいくでしょう。
新たなことへのチャレンジも臆することなく、心のままに行動していきます。
相手と対等に接することを忘れない、温かみのある人柄で周囲から好かれるでしょう。
自身を中心に周りを巻き込んで、一緒に拡大・発展していくチームのリーダーのような頼もしさも感じられます。
また、どんな状況でも乗り越えることができる持ち前の底力を発揮していきます。
頼られたら断れない気質のため、頑張りすぎないようにしましょう。
リラックスタイムを取って、自身を労うことも大事です。
とにかく熱いエネルギーのカードです。ワンドの7が出たら、閃いたことやアイディアを実行していくことが吉です。
どんなに些細なことでも、自身のキラキラと輝く宝物の1つになるからです。
未知の世界へ足を踏み入れるのもおススメです。
自身のワクワクしたエネルギーは、周りにも伝わりポジティブな循環が生まれるでしょう。
タロット ワンド7の正位置
ワンドの7の正位置の意味について、詳しく解説していきます。
ワンドの7 正位置のキーワード
勝利・達成・スムーズ・中庸・有利・挑戦・冒険・向上心・リーダー・公平な競争・新しい閃き
ワンドの7のカードが正位置で出たら、1つの目標を達成し勝利を掴んだことを示唆しています。
また、ここで終わることのない新たな道に挑む冒険心とやる気に満ちています。
物事もスムーズに進み、自身の願望達成もすぐにやってくるでしょう。
いつも輪の中心的存在で何事に対しても隔たりなく、公平な目で見ることができる心の広さを持っています。
新しいことが閃いたらすぐ実行に移す行動力と、臆することなく飛び込んでいく様子はまさに冒険家のようなイメージです。
ワンドの7のカードが正位置で出たら迷うことなく飛び込んでいくことや、信念を持てば必ず願いは叶うことをメッセージで伝えてくれています。
また、自身のアイディアを惜しみなく外へ出していくことで望む豊かさとして返ってきます。
未来での自身はどう在りたいか、本当の望みは何なのかを明確にしておきましょう。
タロット ワンド7の逆位置
ワンドの7の逆位置の意味について、詳しく解説していきます。
ワンドの7 逆位置のキーワード
立て直す・仲間・力を抜く・既にある・自然に触れる・頼る・呼吸・心を開く・新しい可能性・共有・視野を広げる・護り
ワンドの7のカードが逆位置で出たら、現状をしっかり見ることが大切だと示唆しています。
前へと進みたい気持ちがあるけれど、今はその時ではなく立て直す時期です。
1人で行動するのではなく、仲間と一緒に行動することで違う視点で物事を見ることができ世界が広がっていくでしょう。
何か守っているものがあれば、それは手放す時です。身近な人に譲ることで、そこから新しいものが生み出され自身に豊かさとして戻ってきます。
現状を立て直した自身の、物語の再出発になるのかもしれません。
何かに対して力を入れ過ぎているので、フワッと力を抜いてみましょう。
自身の心も軽くなり、今までと違った視点で物事を考えることができます。
自然に触れてみたり、何も考えずに過ごしたりする時間をもつことがおススメです。リセットすることによって、自身に余裕ができ柔軟な対応ができるでしょう。
自身を空っぽにすることが、次のステップへのヒントになるかもしれません。
タロット ワンド7の恋愛
テーマを恋愛とした時にワンドの7が出たら、どのような意味合いが込められているのでしょうか?
メインとなるキーワードをもとに、正位置と逆位置で詳しくみていきます。
正位置 メインキーワード
積極的・想いが溢れる・成就させたい・リードしたい・チャンスを狙う・強い気持ち・ポジティブ
気になる相手を想う気持ちと、何としても射止めたいという強い気持ちを示唆しています。
相手のことをずっと考えてしまうほど愛が止まらない状態です。アプローチも積極的にして、相手との距離を縮めたいと考えています。
相手をリードしたい、優位に立ちたいなど相手を思うが故に行動がダイナミックになるかもしれません。
そんな時は、深呼吸して落ち着いてみましょう。自身の気持ちが冷静になり、どう行動するべきかみえてきます。
また、気になる相手に告白するには絶好のチャンスです。
告白するタイミングは、ワンドの火のエレメントの「直感」と自身を信じて行動に移してみましょう。
気持ちをポジティブに保ち、とにかく行動することが大切になってきます。
逆位置 メインキーワード
保留・相談する・考え直す・冷静に・気持ちの確認・信念・勇気を出す
相手へ想いを伝えたい気持ちが強いですが、今は行動に移す時ではないことを示唆しています。
自身の気持ちを確認して、本当の気持ちに気付きましょう。火のエレメントは直感が働きますが、ここではじっくりと自身の感情を味わうほうが良さそうです。
時間がかかっても良いので、本当の望みや気持ちがわかればとてもスッキリするはずです。
1人ではなく、誰かに相談することも吉です。気持ちを誰かに聞いてもらうことで、次の行動へのヒントになるかもしれません。
相手から離れて、自身のために時間を使っていきましょう。相手を優先しすぎて、自身の優先順位が低くなっていますよというカードからの優しいメッセージでもあります。
また、控え目になりがちな時には大胆な行動も必要です。現状を変えるには、思い切って行動に移すことも大事になってきます。
その勇気が自身を変え、思いがけないラッキーが舞い降りるかもしれません。
恋愛での正位置と逆位置の意味を見てきましたが、いかがでしたか?
相手への想いを成就させたい強い気持ちが、「必ず叶う」とワンドの7は強くメッセージとして伝えてきています。
タロット ワンドの7の相手の気持ち
相手の気持ちをテーマにした時にワンドの7が出たら、どのような意味合いが込められているのでしょうか?
恋愛などのテーマに限らず、いろいろな相手の気持ちに当てはめてみてください。
メインとなるキーワードをもとに、正位置と逆位置で詳しくみていきましょう。
正位置 メインキーワード
信念・熱意・目標達成・ダイナミック・積極的・リードする・好意的
相手はとても熱意があり、あなたに対して気持ちを伝えたいと思っています。恋愛でも仕事でも、自身の思っていることを積極的にアピールしてくるでしょう。
それをしっかりと受け止めて、相手との仲を深めていくことが好印象となります。
相手は自身が先頭に立ってリードしたいと考えているので、控え目に相手をサポートするのが吉です。
物事がスムーズに進むので、目標達成するのも目前です。熱意を目標に注いで、突き進んでいきましょう。
普段より、大げさなアクションをすれば運も味方に付いてくれるはずです。その行動がラッキーアクションになり、予想外の豊かさをもたらしてくれます。
また、こちらから相手を誘ったりあなたの興味があることを一緒にしたりするのも良さそうです。
相手も気分よく応えてくれて、新たな世界が広がりそうです。
普段と違った行動をすることで、あなたに心を開いてより近くに感じるようになります。相手も更にやる気が出てくるでしょう。
逆位置 メインキーワード
自信を持つ・頼る・踏み込む・リフレッシュ・新しいこと・手放す・ブレない
相手はいろいろと考えていて、行動に移せないでいる状態です。1人で抱え込んでいたり、自身で解決しようと試行錯誤したりしています。
何か手伝えることがありそうなら、そっと手を差し伸べてみましょう。相手も胸の内を見せてくれたり、心が軽くなったりして自然と笑顔になっていきます。
少し勇気が必要ですが、相手に一歩踏み込んでアクションを起こすことが吉となってきます。
自身のもっているスキルやアイディアを、周りに提示することで予想外の扉が開くかもしれません。その扉を、開いてみましょう。
自身の望んでいたものではないかもしれませんが、心が躍りだすような冒険が待っています。
ブレない自身の信念があるならば、それを手放すことも大切です。大切に守っているものはもう必要ないと、一緒に新しいことに挑戦していきましょう。
また、自信が戻り以前とは違った新天地へと出発することができます。熱意の火は消えておらず、徐々に勢いが戻るでしょう。
相手の気持ちを正位置と逆位置でみてきましたが、いかがでしたか?
正位置も逆位置も「あなたのサポート」が、相手にとって心から望んでいたことなのです。さり気なくても良いので、相手を思いやりながら自身のできることを行動に移していきましょう。
また、大胆な行動に出るのも吉です。冒険家のように心が弾むようなことに相手を誘い、気持ちをスッキリさせていきましょう。
まとめ
小アルカナ「ワンドの7」のカードについて、解説してきましたがいかがでしたか?
ワンド(棒)のエネルギーは、エレメントで「火」を表しています。直感・熱意・冒険など、心が躍りだすようなカードです。
正位置は熱意の火が燃え盛るようなイメージで、逆位置は熱意の火は消えておらずまた燃え盛るのを待っているようなイメージです。
まだまだと更に上を目指す向上心と、周りをリードして引っ張っていきたいという勢いがあります。動かずにはいられない、自身の道を真っ直ぐ突き進むくらい熱い思いを表すが正位置です。
ワンドの7のカードは1人で頑張り過ぎている時や、そのような状態の相手がいる時に逆位置で出てきます。
1人ではなく仲間を頼ることや、自身を優先することを教えてくれます。熱意の火は完全に消えておらず、また元気に燃え盛る時期を待っているのです。
恋愛でのワンドの7のメッセージは、正位置では想いを成就させたい・想いが強すぎて溢れてしまうくらいあなたのことで頭がいっぱいという状態です。
逆位置では、打って変わってとても慎重にあなたを想い行動しているような状態です。静かで周りからアドバイスを受けたり、あなたをリサーチしたりしているようです。あなたに想いを告げるチャンスを、静かに待っています。
相手の気持ちでのワンドの7のメッセージは、正位置では周りを巻き込んで上へと上り詰めていくイメージです。「リードしたい、自身が成し遂げる」とやる気に満ちています。大切なのは、やる気を失わせないように1歩引いてサポートすることです。
逆位置では1人でガムシャラに突き進み過ぎていることや、もっと周りを頼ることの大切さをカードが教えています。何もしない時間、仲間と共に他愛のない会話を楽しむことが元気のもとになります。
ワンドの7のカードが出たら、「強い想いが願いを成就」させると力強いメッセージを伝えています。
火のエレメントの直感・情熱・生命力・冒険の意味合いも活かすと、よりワンドの7のカードが輝いてきます。相乗効果抜群で、熱いメッセージをくれることでしょう。
自身の気持ちを信じて貫くこと、走り過ぎてしまったら少し減速するなどバランスを取ってくれる頼れるカードです。
この記事が、小アルカナのワンドの7が出た時に、リーディングの役に立てたら幸いです。
タロットカードの世界を深く読み解き、ワンドの7のカードの物語をお楽しみください。
下記アコーディオンタブから各カードの画像やボタンをクリックすると、
詳細解説のページへ飛びます。