作成日:2021年08月27日
更新日:2023年06月01日
タロットカード:ソードの7の意味解釈【プロ占い師監修】
小アルカナ:ソードの7 SEVEN OF SWORDS
【SEVEN OF SWORDS】は【ソードの7】の英語名です。
タロットカードは大アルカナ22と小アルカナ56枚で構成されていて、大アルカナはそれぞれまったく異なる絵柄と意味を持つカードです。
小アルカナはワンド(木の棒)・ペンタクル(金貨)・ソード(剣)・カップ(聖杯)の4つのスートにわかれていて、それぞれ1〜10の数字のカードとペイジ・ナイト・クイーン・キングの人物カードから成り立っています。
今回はこの4つのスートの中のソードの7についてお話ししていきます。
大アルカナのカードは1枚1枚異なる意味を持っていますが、小アルカナのカードは4つのスートにそれぞれ独自の意味があり、そこに数字の持つ意味とスートを当てはめることができる四大元素(エレメント)の意味が重なりあってそれぞれのカードの意味になります。
つまり、スートの意味と数字の意味、そしてエレメントの意味を組み合わせればカードの意味を紐解くことができるのです。
小アルカナのカードは枚数が多く、全部のカードの意味を覚えるのが大変そうなイメージですが、スートの中にテーマがあるので、実は全部のカードを暗記する必要はなく、「ソードのカードで数字が○○だから…」と関連づけて読み解くことができます。
まずはそれぞれのスートの意味、数字の持つ意味、エレメントの意味を簡単に頭に入れて、小アルカナのカードに向き合ってみましょう。基本的な知識と、あとはカードから得られるインスペレーションでカードを読み解いていきましょう。
タロットカードの歴史や背景について知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
https://lunafactory.co.jp/blogs/yasashitarot/the-history-of-tarot-card
ソードのエレメントについて知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
https://lunafactory.co.jp/blogs/yasashitarot/minor-arcana-suit-of-swords
小アルカナ【ソードの7】のタロットカードが持つ基本的な意味
正位置の意味
小アルカナのソードのスートに共通している意味は「知性」や「思考」です。木の棒を道具として使っていたところから、ソード(剣)という道具を作る能力を得た=知性が高まり技術を手に入れたことを象徴するのがソードのスートです。
そこに組み合わさる数字の7。
7と言う数字はラッキーセブンと言われるほどラッキーな数字であり、一週間は7日なので7は1つの周期の終わりも表します。1つの周期が終わって、また新たな周期のスタートです。曜日にはタロットカード とも縁の深い四代元素がすべて含まれています。
いろいろなことが影響しあっているのがよくわかりますね。
また、創造を意味する3と創造したものが安定する4が統合しているのが7でもあり、完全数と考えることもできます。
そんな強いパワーを持った数字、7がついているのがソードの7です。
ソードの7の正位置は7のひとつの周期の終わりとソードの示す知性を組み合わせて、「次のステップに進むために知恵を使う」と読むことができます。
大きく飛躍するためには、人とは違うことにチャンレンジする必要があります。
仕事や学業でステップアップしたい、ビジネスで成功したいと思ったらどうすればいいのか知恵を絞る必要がありますね。
その状態を示すのがソードの7なのです。
他者と協力してステップアップしていくと言うよりは、自分でアイディアを出し自分の力で飛躍していくというイメージが強いのがこのカードの正位置です。
逆位置の意味
ソードの7が逆位置ででた場合、飛躍のために知恵を使うことに変わりはありませんが、自分ひとりではなかなかいい考えが浮かばない、となります。
そんな時、どうすればいいのでしょうか。
それは「人に頼る」です。ひとりでうまくいかないと思うことがあったら誰かに相談してみると良いと示唆しています。
行き詰まったり、うまくいかない時は軌道修正する勇気も必要です。
相談する相手は身近な友達よりも、目上の人や自分よりも機転がきくと思える人がいいでしょう。
普段は自分で問題を解決する能力のあるあなたですが、自分とは違う発想を持った人の意見はきっと役に立ちますよ。
恋愛でみる小アルカナ【ソードの7】タロットカードの持つ意味
キーワード:自分をうまくアピールする、臨機応変な対応
ソードの7のカードの持つ意味の「次のステップに進むために知恵を出す」に当てはめてみると、もしも片思いであれば相手に振り向いてもらうためにいろいろ自分で考えて行動してみると良い、ということになります。
数字の7でひとつのサイクルの終わりが示されているので、新しい恋にはぴったりのタイミングです。
すでに付き合っている人がいる場合は、一歩進んだ関係になるチャンスです。
ステップアップするにはどうすればいいのか、いろいろとアピールしてみましょう。知恵を絞るにあたっては、過去に失敗したことがある場合は、その失敗から学び活かしていくことが大切です。
逆位置がでた場合は、次のステップに進むためにどうすればいいのかを信頼できる人に相談してみるといいでしょう。相談する相手もあなたの恋を応援してくれるでしょう。
片思いの人は相談することで、状況が好転する可能性が大です。相手をよく知る努力をしましょう。それによって相手の信頼が高まっていきます。
実際に占ってみましょう【ソードの7】ワンオラクルの結果
タロットカードを1枚だけ引いてその結果を読むのがワンオラクルです。初心者でも占いやすく結果も読み取りやすいので、78枚すべてのカードを使って占うことに慣れるのにも良いでしょう。
相手は自分のことをどう思っているのか、この先自分たちはどうなるのかなど結果のリーディングがしやすいテーマで占うといいでしょう。
あの人は私のことをどう想っているの?【ソードの7】が伝える相手の気持ち
正位置の場合
相手の気持ちにソードの7が出た場合、相手の人はあなたと一歩進んだ関係になりたいと思っているようです。そのため、あなたに対してあの手この手でいろいろなアプローチをしてきます。
それはあなたとの関係を深めるためのものなので、あなたも好意を感じるのであれば、そのアピールを受け入れ、一緒に次のステップに進むと良いでしょう。
相手の人はあなたに振り向いてもらおうといろいろと知恵を絞っているので、それが何か駆け引きをされている?と見えることがあるかもしれませんが、そんな相手の気持ちが可愛いと思うくらいの余裕を持って構えたいですね。
逆位置の場合
ソードの7が逆位置で出た場合、正位置の意味が弱まり、相手の人に振り向いてもらおうとする行動が弱まりあなたに対して本音で向き合ってくれるようになります。
相手の人は信頼できる人に相談もしているため、自信を持ってあなたにアプローチしてくるでしょう。
相手の人のあなたに対する気持ちに偽りはありませんから、あなたも相手の人が好きなのであれば、そのアプローチを素直に受け入れるのが一番です。
2人の未来はどうなるの?【ソードの7】が伝える相手の気持ち
正位置の場合
将来的には幸せな関係が実現できそうです。今はその将来に向かっての準備段階の最中です。お互い、相手に対する思いやりや気遣いを忘れないようにすることが大切です。
何か問題が起きても、お互いの気持ちを確かめ合い、協力して問題に取り組むと一層関係が深まります。
逆位置の場合
ソードの7の逆位置は、正位置よりも良い意味で読み取られることも多いカードで、2人の気持ちが通じ合い良い方向に進むことを示唆する良い意味があります。
もしもこれまでに何かトラブルがあったとしたら、トラブルは解消され良い方向に進んでいきます。また、今現在何か問題があるとしたら、2人を助けてくれる第三者が現れて関係が改善していきます。
いずれにしても2人の未来は明るく開けています。
人間関係で悩んでいます【ソードの7】が伝える相手の気持ち
正位置の場合
相手は自分の良いところを見てもらおうという気持ちが強く、あなたをからかったり、気にしていることをズバリと言われてちょっと苦手になってしまっているのかもしれません。
しかし相手の人はあなたのことが嫌いなわけではないので、悪気はまったくありません。
あなたよりも優位に立ちたいというだけなので、あまり気にせずそのやり方がちょっと子供っぽくて可愛いくらいの気持ちで臨みましょう。
あなたがあまり相手の態度を気に留めないようであれば、その態度は次第に薄れていきます。大人の対応がベストです。
逆位置の場合
もしも今まで相手の人とうまくいっていなかったとしたら、その関係はもう終わりを告げそうです。周囲の人の助けがあるかもしれませんが、これから相手の人とはいい関係が築けそうな流れになっています。
お互い、相手に対して思っていたことが誤解であったことに気づき、逆にお互いの良い面に目を向けられるようになります。今後は気の合う仲間として付き合うこともできそうです。
実際に占ってみましょう【ソードの7】ツーオラクルの結果
ワンオラクルに慣れたらツーオラクルにチャレンジしてみましょう。2枚のカードを使うので、リーディングがワンオラクルよりも若干複雑になります。
その分、具体的な結果が得られます。
複数カードの中でも占いやすいツーオラクルの占い方とリーディングを紹介します。
スプレッドの方法【ツーオラクル】タロットカードの占い方
ツーオラクルは複数カードの占いとしては非常にベーシックなスプレッドです。
カードを裏向きにしてシャッフルして、心の中で質問の内容を唱えながらカードを2枚引いて左右に並べて置きます。
左のカードが質問に対する結果、右のカードが対応策です。
左のカードにソードの7が出た場合は、ワンオラクルと同じ読み方ができます。
例1:2人の未来はどうなるの?
右:月の正位置、左:ソードの7の逆位置
結果:何が原因なのかはよくわかりませんが、2人の心の中は漠然とモヤのかかったような状態です。特に明確な理由はないのですが、なんとなく「これからどうなるのかな?」と思う気持ちが心の中にあるような状態です。
対応策:2人のぼんやりした不安感を払拭してくれる、強い味方となる第三者が登場します。信頼できる人に今の気持ちを打ち明ければ、その気持ちの原因やどうすればいいのか的確にアドバイスしてくれるでしょう。
お互いに相手のことが嫌いになったとか、イヤになったというわけではないので、信頼できる人から良いアドバイスがもらえるだけで気持ちは好転します。
例2:この仕事はうまくいくの?
右:魔術師の正位置、左:ソードの7の正位置
結果:あなたは就職したばかりとか、転職したばかりとか、新しい仕事を始めたばかりまたは、これから始めようとしているのではないでしょうか。スタートを示す魔術師のカードが出ていますから、その新スタートは正解です。新しい環境には不安もつきものですが、心配はいりません。
対応策:結果に魔術師のカードという良いカードが出ているので、心配は入りませんが、ソードの7でさらに良い方に向かいます。知性や知恵の象徴となるソードのカードを味方に、あなたは機転のきいた要領の良さを発揮して周囲から高い評価を受けることができるでしょう。また、その要領の良さで仕事がスムーズに進むように事前準備を行ったり、情報を収集する能力も高いので周りからの信頼も厚くなります。
もしも気をつけなければならないことがあるとしたら、あなたの気の利いた行動をお節介と受け取られてしまうことです。それを避けるためにも、適度に周囲の人たちの力を借りたり、自分だけで解決できることでも敢えて相談してみるのも人間関係を円滑にする方法です。
まとめ
ソードの7は自分がさらなる飛躍をするために、知性や思考を使いステップアップしていくことを示すカードです。正位置では自分だけの力で先に進んでいくことを示唆していますが、逆位置になると他者の力を借りて協調してステップアップするという意味になります。
いずれにしても成長を示すカードです。
7の数字が表す「ひとつのサイクルが終わり、新しいサイクルのスタート」の意味から、環境を変える(環境が変わる)のもラッキーです。新しい飛躍のきっかけになるかもしれません。
正位置では他者の力を借りなくても飛躍することが可能であることが示されていますが、自分とは考えの異なる人の意見は特に悩んでいることがない時でも、とても参考になることもあります。そこから自分にはない発想が生まれ、さらなる飛躍ができるかもしれません。チャンスは確実に掴み取りたいですね。
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