小アルカナにおけるペンタクルの7の読み方

はじめに

 

タロットカード占いを行うにあたり、大アルカナ22枚で占う事に慣れてきたら、今度は小アルカナ78枚も含めた占いにも、挑戦してみたくなって来るものです。

ところで、小アルカナには棒(ワンド)、金貨(ペンタクル)、剣(ソード)、聖杯(カップ)といった4つのスート(種類)がありますが、この中で皆さんがお気に入りのスートは何でしょうか。 

もし、金貨をめぐって人々が物質的な豊かさを手に入れる為に意外な成長をする、といった物語に興味がありましたら、ぜひ紹介したいカードがあります。

それは、どんなカードかと言いますと

金貨のスートが持つ物語の流れに、深い奥行きと転換点を与えるカードである、ペンタクル7についてです。

 

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タロットにおけるペンタクル7の意味

 

まずは、このカードのスートであるペンタクル(金貨)の意味について説明します。

占星術でも扱われている4元素の区分(火・地・風・水)の内、地に当てはまるのがペンタクルです。
地には、着実であること、安定した様子、実り、物質的あるいは経済的な豊かさ、といった意味が込められています。その名の通り、まさに大地の実りを得るイメージのスートでしょう。

 

次に、このカードが持つ数字の7についてです。
この数字には「意外性」という意味合いがあり、ペンタクル7も同様に、予想とは違うことが起きている状態を表しています。

 

最後は、このカードが表しているストーリー性について説明しましょう。
まず注目して頂きたい点は、ペンタクル7の前に当たるカードが、「他者へ物を恵む」という物語を表しているペンタクル6であること。

次に注目して頂きたい点は、ペンタクル7の後に来るカードが、「経験を積み、知識や技術を磨く」という物語のペンタクル8であること。

そして着目して頂きたいのが、上記の二つのカードの間にあるペンタクル7が、「築き上げてきた物事の結果と、それを受けての転換点」という物語であることです。

 

皆さんは、このペンタクル678の象意から、どんなストーリーを想像しましたか?

上記にある一連の流れから見て、ペンタクル7が示しているのは

「人にしろ物にしろ、計画を立てて築き上げてきた物事でも、自分の予想通りに全てが進むわけではない」「望む結果を得る為には、(自身も含めた)人の成長や物事の成り行きを見守ったり、待ったりする必要がある」「そんな過程を経て、辿り着いた先に意外なものがある」

…そんな人生のワンシーンを、ペンタクル7は表しているのではないでしょうか。

 

この様にペンタクル7は、「物質的な豊かさを求め続ける過程の中で、何らかの意外な出来事に遭遇し、試行錯誤を重ねる事で成長していく」といった意味を持っているのです。

そして同時に、ペンタクル(金貨)というスートにおける物語の流れを支える、重要なカードでもあると言えます。

 

タロットにおけるペンタクルの7の正位置

 ここまでの説明でペンタクル7の意味について、大体は把握できたのではないでしょうか。

ある程度カードに対するイメージも掴めたところで、いよいよタロット占いの1枚引き  にチャレンジしてみましょう。ここでは実際に占った際に、ペンタクル7の正位置が出てきた場合、どの様に読み解いていけば良いのかを見ていきます。 

カードを読み解く時は、これまで見てきたペンタクル7の意味やキーワードを思い出したり、絵柄をイメージしたりする事がポイントになるでしょう。

 

それでは手始めに、ペンタクル7の基本的なキーワードを三つ上げてみると…

「節目」

「やり直し」

「転機」

…といった言葉が挙げられます。

どれも今の状態から、より成長を遂げる為に欠かせないものばかりです。

 

そう考えてみると、更に…

「育てる」

「見守る」

「待つ」

「時期を経て、収穫を得る」

「過程を重ねて、努力が実る」

…という言葉も浮かんでくるでしょう。

 

この様に、ペンタクル7の基本的な意味から連想できる場面やキーワードを、どんどん増やしていくと、実際の占いで正位置が出た時に解釈しやすくなります。

 

 

タロットにおけるペンタクルの7の逆位置

今度はタロット占いの1枚引きでペンタクル7の逆位置が出た場合、どの様に読み解いていけば良いのかを見ていきましょう。

逆位置と聞くと、「正位置とは反対だから悪い意味かも」と思ってしまう方がいるかも知れませんが、安心して下さい。

 

なぜなら、ペンタクル7の逆位置は…

「予想外の結果」

「意外な可能性」

「思わぬ成果」

「新たな好機」

…という様に、まるで正位置の延長線上にある様な意味合いになるのです。

 

一般的にペンタクル7の逆位置は、占者やタロットカードの種類によって解釈の仕方が異なる場合が多いでしょう。内容によっては、ネガティブなニュアンスで読み解かれるケースもあります。

しかし、先ほど説明した通り、このカードは意外性を象徴する数字の7であり、試行錯誤を経て成長するストーリーです。

この事から、正位置は目の前の事柄に注目しているが故に、他の可能性に気付きにくい状態ですが、逆位置では諦めが付きやすいが故に、すぐに視点を変えられる為、新たなチャンスに気付きやすい状態を暗示しています。

ですので、占った時に逆位置が出て解釈に行き詰ったら、他の視点や意外性といったキーワードに焦点を当てて、カードを読み解いてみて下さい。

 

それではこの辺りで、よりペンタクル7について理解を深める為に、仕事や恋愛といった具体的なケースの読み解き方を、正位置・逆位置ともに見ていきましょう。

 

 

【ケース別】タロットにおけるペンタクルの7の読み方

【仕事運】ペンタクルの7の正位置・逆位置

まず、仕事運を占っている時にペンタクル7が出た場合は、どの様に読み解けば良いでしょうか。 

正位置の場合は、「報酬を得る」、「プロジェクトが完了する」、「少しずつ結果が出る」、「これまでやってきた事の成果が実る」といった読み方ができます。

それに対して、逆位置の場合は、「意識を変えて仕事に集中する」とか「失敗から学ぶ事で成功へのヒントを得る」といった、視点の切り替えや努力の方向性を変える事を暗示している、と考えるのがポイントです。

つまり、日頃の仕事に対する姿勢について見直す必要がある時に、ペンタクル7が逆位置になって現れて、「問題点の見直しさえすれば、よい結果が得られる」と教えてくれているのでしょう。

この様に逆位置が出た場合は、有益なアドバイスとして受け止める事で、占いの結果を前向きに捉える事が出来ます。

 

【恋愛運】ペンタクルの7の正位置・逆位置

それでは、恋愛運を占っている時にペンタクル7が出た場合は、どの様に読んでいけば良いでしょうか。

正位置の場合は、「想いが実る」、「次のステージへ向かって関係が進展する」、「待つ事で恋のチャンスが到来する」といった読み方が出来るでしょう。

それに対して、逆位置の場合は、「まずは仕事仲間や友人として付き合い、ゆっくりと2人の関係性を育てる」といった意味合いになります。

正位置よりも更に機が熟すのを待つ必要があり、その間に一度、二人の関係について見直し、より相手を魅了する為に自分磨きをしておくと良い、といった事を伝えてくれているのでしょう。

ここでも、ペンタクル7の逆位置は、正位置が持つ意味をよりいっそう深めたアドバイスとして、前向きな反省や改善を促してくれているのです。

 

【人間関係運】ペンタクルの7の正位置・逆位置

次に、人間関係を占っている時にペンタクル7が出た場合は、どの様に読んでいくのかを簡単に見ていきましょう。

正位置の場合は、「共に成長していける人達と仲良くなれる」、「良いアドバイスをくれる人に巡り会える」と捉える事が出来ます。

それに対して、逆位置の場合は、「周囲にいる人達との関係性を見直し、今までとは違うタイプの人達と交流してみる事で、意外な喜びを発見する」といった、アドバイスとして解釈する事が出来るでしょう。

 

【金運】ペンタクルの7の正位置・逆位置

金運を占っている時にペンタクル7が出た場合の読み方についても、簡単に見ておきましょう。

正位置の場合は、「投資した事による利益が生じる時期の到来」といった読み方が出来ます。

それに対して、逆位置の場合は、「投資の仕方や方向性等について、一度見直しをする事で、予想外の発見がある」といった、開運メッセージとして受け止められるのではないでしょうか。

 

【健康運】ペンタクルの7の正位置・逆位置

健康運を占っている時にペンタクル7が出た場合の読み解き方についても、簡単に確認しておきましょう。

正位置の場合は、「健康維持や体力向上の目標を設定すると成果が表れやすい時期」といった読み方が出来ます。 

それに対して、逆位置の場合は、「生活習慣や体調管理の仕方についてチェックすると、改善点が見つかる」といった、助言をカードが示してくれていると解釈できるでしょう。

 

タロットにおけるペンタクルの7で相手の気持ちを占う

 

 これまでの説明で、ペンタクル7の正位置・逆位置の具体的なケースの読み方について、だいぶ理解出来てきたのではないでしょうか。

そこで次は、いよいよ気になる恋愛相手の気持ちに的を絞って占ってみましょう。ここでは、気持ちを占う際にペンタクル7が出てきた場合の、解釈のポイントを説明します。

 

まず、基本的に正位置が出た時は、「二人の関係が次のステージへ向かう為に、より良く関われる様に見直したい」といった風に、相手は前向きな状態です。

それに対して、逆位置が出た時は、「二人の関係が次のステージへ進む為には、何をしたら良いのか分からない」といった様に、相手は迷っている状態かも知れません。

いずれにしても、こちらから進んで相談に乗ったり話し合いをしたりするなど、相手に歩み寄る必要がある、と捉えるのがポイントになるでしょう。

 

それでは、基本的な読み方が分かったところで、次は恋愛のケース別の解釈の仕方を見ていきます。

 

ペンタクルの7が伝える、片想いの相手の気持ち

まず、片思いの相手の気持ちを占っている時に、ペンタクル7が出た場合は、どの様に読めば良いでしょうか。

正位置の場合は、「この恋は成長している最中」と捉える事が出来ます。また、「自分の恋する気持ちを育む事が幸せに繋がる」、「相手を想う気持ちを、自分の心の中で見直すことで発見がある」といった様に、恋のアドバイスとして受け止める事も出来るでしょう。

それに対して、逆位置の場合は、「たとえ今、自分が望む状況とは違っていたとしても、めげずに相手を想う純粋な感情が、自らの心の成長に繋がる」と、解釈する事が出来ます。

 

ペンタクルの7が伝える、復縁を望む相手の気持ち

次に、「一度ケンカしたり別れたりしてしまったけれど、仲直りしたい」といった、復縁を望んでいる場合に、相手の気持ちを占っていてペンタクル7が出た時は、どの様に読んでいけば良いでしょうか。

正位置の場合は、「今は相手と適度な距離感で接して、じっくり時間をかけて二人の関係を見守ることが大事」と、捉えることが出来ます。

それに対して、逆位置の場合は、「今は相手の気持ちや意思を尊重する姿勢を見せるのが大事。しばらく相手の事は気にせずに、自分一人の時間を充実させると良い」といった、さらに踏み込んだアドバイスになるでしょう。

 

ペンタクルの7が伝える、浮気を疑う相手の気持ち

最後に、「浮気をしているのかも」と不安を感じてしまう相手の気持ちを占っている時に、ペンタクル7が出た場合はどの様に読み解けば良いでしょうか。

正位置の場合は、「浮気の可能性は低いでしょう。マンネリを防ぐ為に、二人で楽しめる物事を探してみると良い」といった、アドバイスとして受け止める事が出来ます。

それに対して、逆位置の場合は、「どうやら、今の相手の心は少し上の空かも知れないので、なるべく早めに相手としっかり話し合い、関係性を見直すと良い」といった、提案として受け止める事が出来るでしょう。

 

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まとめ

 

これまで、ペンタクル7について様々な読み解き方を紹介してきました。

そもそも、小アルカナ自体が具体的な事柄について占う事を得意とするカードです。その中の1枚であるペンタクル7も、私達に分かりやすいメッセージを伝えてくれている事が、本記事を通して皆さんも知る事が出来たのではないでしょうか。

しかも、ペンタクル7は悩みが深ければ深い程、とても自然な形で現実への対処法を教えてくれる、頼もしいカードです。

本当は自分の中に眠っている思いや、じっくり考えて問題に対処する適応力など、そういった潜在的な力を引き出してくれるのがペンタクル7であり、このカードを引いた時点で、私達の元に明るい未来はやって来るのでしょう。

なぜなら、小アルカナにおける物語の流れの中で、ペンタクル7の次に巡って来るペンタクル8が、「今の経験が活かされて、次の道が開ける」と教えてくれているからです。

ぜひ皆さんも、占っている時にペンタクル7が表れた際は、「より良い未来を迎える為のアドバイス」と捉えて、タロット占いの解釈を楽しんでみて下さい。

 

この記事を書いた人
ルナファクトリー編集部

タロットカードに関する情報を初心者向けにわかりやすく解説していきます。

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