作成日:2022年01月20日
更新日:2022年01月20日
九星気学でみる二黒土星の性格と恋愛
はじめに
神社めぐりが好きな方の中には、九星気学に関心を持っているという方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
九星気学は生年月日をもとに9つのタイプに分類して鑑定する中国発祥の占術で、一白水星、二黒土星、三碧木星、四緑木星、五黄土星、六白金星、七赤金星、八白土星、九紫火星といった、それぞれのタイプが持つ性格や運勢について調べるものです。
その中で一番多いのは、大地を象徴する「土」のエレメントを持つタイプで、二黒土星、五黄土星、八白土星の3つが該当しています。
今回はその筆頭である二黒土星について、一体どんな性格なのか、そしてどのような恋愛を経験する運命にあるのか、詳しくみていくことにしましょう。
九星気学でみる二黒土星の性格
二黒土星は、「土」の要素を持っており、さらにその土を耕して命を育むという、まるで母親のような広い心を兼ね備えています。
そのため、なんといっても包容力があるという点が、二黒土星の持つ大きな魅力と言えます。
どんな相手でもあたたかく包み込んでくれるような性格に惹かれる人々が、きっと周りに数多くいることでしょう。
そして、二黒土星は困った時は何でも安心して打ち明けられるような、頼りになる存在であり、いつでも周囲の人々を優しく見守ってくれるようなキャラクターです。
皆を引っ張っていくようなリーダーシップを兼ね備えているわけではありませんが、いざという時に何でも受け入れ、助けてくれる存在として、皆から信頼されています。
また「黒」という文字に象徴されるように、地味にコツコツ頑張る努力家であるとも言えます。
そのこともあって、単調な仕事も厭わず黙々とこなすことができるほか、細やかな作業を得意としており、裏方としてサポートする力もあるので、周りの人々から何かと感謝され、重宝がられます。
そんな素晴らしい人徳を持つ二黒土星ですので、さらに人を引っ張っていくことも少し意識して過ごしてみると、ただ単に状況を受けとめるだけで終わらず、より一層インパクトのある行動ができる頼もしい存在として認められ、高い評価を得られることでしょう。
また、日頃ルーティン化している生活パターンに、時には変化を求めてみることによって経験値も上がり、ますます篤く信頼されるようになるはずです。
このような二黒土星の性格は生き方にも反映されており、他者のために役立つことに専心する努力家としての人生を全うする運命にあると言えます。
九星気学でみる二黒土星の恋愛傾向
ここまででお分かりいただけたように、二黒土星は相手を受けとめる側に立つ傾向が強いため、恋愛においても受け身になって、相手にリードしてもらいたいと願います。
そのこともあって、職場の上司やチームの長といったような、リーダーシップを発揮する立場の人に惹かれることが多いでしょう。
あるいは、自分と同じように穏やかで静かに想いを育てていくタイプの人に、恋心を寄せることも頻繁にあるかもしれません。
そんな二黒土星は、自分から出会いを求めるよりも、第三者からの紹介で付き合う相手を探す方が、安心して恋愛を進めていくことができます。
いざ付き合い始めてみると、とことん相手に尽くすタイプなので、ほっとする恋愛対象として大切にされるはずです。
もちろん、たまには尽くし過ぎずに適度な距離感を保ったりしながら、相手にとって新鮮な存在でいられるように努めると、さらに充実した関係を育てていくことができます。
また、今まで以上に意思表示をはっきりするように心がけることも、相手とより良い関係を築いていくために欠かせません。
それでも、自分一人の努力だけでは上手くいかないようなことが、相手との間に起きた場合は、周りの友人、知人の力を借り、一人で悩みを抱え込まないようにするのが重要なポイントになります。
以上のようにすることで幸せな恋愛を味わうことができるのが、二黒土星の特徴なのです。
九星気学でみる二黒土星の恋愛相性
では、そんな二黒土星が恋愛をするとしたら、どのタイプと相性が良いのでしょうか。
まずは同じ土星同士、つまり二黒土星、五黄土星、八白土星が、相性の良い相手として挙げられます。
二黒土星同士は当然ながら、お互い似ている部分が多いので、自然と意気投合します。
五黄土星は、どっしり落ち着いたリーダー格で、しかも深い愛情を注いでくれる一面もあるため、次第に惹かれていくことでしょう。
また八白土星は、頑強で活力あふれる性格の持ち主なので、篤い信頼を寄せ、安心して付き合うことができます。
こうした土星以外に相性が良いのは、六白金星や七赤金星、そして九紫火星です。
六白金星は抜群のリーダーシップを持ち合わせているので、頼りになる相方として、すぐに打ち解けることができます。
一方、七赤金星とは、明るい人気者をぐいぐい引っ張っていくように接することで、バランスの良い付き合いが可能になります。
そして九紫火星は、頭の回転が速く、いろいろなことに臨機応変に対応できるので、余計な気遣いが要らず、一緒にいてほっとする相手です。
また、そうしたタイプ以外にも、接し方によって上手く付き合える相手がいます。
それが、一白水星、三碧木星、四緑木星です。
一白水星は、淡泊な人間関係を好むため、腹を割って付き合うまでに時間がかかるかも知れませんが、あせらずそっと二人の距離感をはかりながら、恋愛自体を楽しめるようであれば、良い関係になれるに違いありません。
三碧木星は、元気でエネルギッシュなので、ついて行くのが大変かも知れませんが、自分のペースを大事にしながら、可能な範囲で歩調を合わせるチャンスを確保していけば大丈夫です。
四緑木星は、さらに自由奔放に振る舞うので、自分のペースはしっかりと保ちながら、あたたかかく見守る関係を維持すると良いでしょう。
ここまでみてきたように、二黒土星とどのくらい相性が良いかどうかは、タイプによっていろいろと異なるということが、お分かりいただけたのではないでしょうか。
九星気学でみる二黒土星と付き合うには
それではいよいよ、気になる相手が二黒土星だった場合に、どうしたら上手くお付き合いすることができるか、探っていきましょう。
まず外見としては、派手な服装やアクセサリーを避け、地味で落ち着きのあるコーディネートを心がけましょう。
なぜなら二黒土星は、あまり見た目にこだわらない傾向があるからです。
もし二黒土星とお付き合いをしたいあなたが、普段から華やかなファッションを好むようであれば、しばらくは目的達成のために封印してみると、いつもの姿とのギャップに、相手を釘付けにできるかも知れません。
特に、日頃から派手に振る舞いがちな三碧木星や四緑木星のあなたは、ぜひ思い切ってイメージチェンジ作戦を決行してみてください。
あなたの中に眠っていた新しい魅力が開花し、一気に二黒土星の関心を惹きつけることができますよ。
さてそんな素敵なあなたに対して、二黒土星が気になっているような素振りを見せ始めたら、次はもう一歩踏み込んだアプローチをしてみましょう。
もちろん、奥手で控えめな二黒土星のことですから、あなたにストレートに好意を伝えてくることは、まずありません。
そこでぜひ、あなたの方から積極的に話題を振ってみることをおすすめします。
刺激的にならないように、あくまでも自然でさりげない接し方で、穏やかに話しかけてみましょう。
余計な駆け引きも、なるべく避けた方が無難です。
そのため、社交的な場よりも、2人でじっくり語れるようなシチュエーションを選ぶと良いでしょう。
こうしているうちにきっと、相手の方から「もっと優しくしてあげたい」と思えるようになる日が来るはずなので、その時はぜひ、たっぷりと甘えてあげてください。
そこまで来れば、ますます関係を深めていけること、間違いなしです。
九星気学でみる二黒土星と付き合ったらどうなるか
そうしてめでたく二黒土星と付き合えるようになった場合、どのような交際を楽しむことができるのでしょうか。
そのあたりも気になる方が多いはずですので、タイプ別に順を追ってみていくことにしましょう。
まず、もっとも相性が良いとされている同じ土星同士、つまり二黒土星、五黄土星、八白土星についてです。
この3つのタイプに共通する「土星」は、中国古来の五行思想の通り、大地を象徴する「土」を司っており、真面目一筋でお互いを高め合う関係を目指す、といった性質を持っています。
そんな土星同士が付き合えば、まさに相手の成長を見守り支え合える、とても建設的で理想的な関係を築くことができるのです。
中でも特に素晴らしいのが、二黒土星と五黄土星との関係です。
五黄土星はリーダーシップがあるだけでなく、愛情もたっぷり注ぐタイプなので、二黒土星にとってはまさに頼りになり、無くてはならない大切な存在ですし、五黄土星としても自尊心を満たせる望ましい関係と言えます。
また八白土星も、そのみなぎっている活力によって、二黒土星をぐいぐい引っ張ってくれる頼もしい存在になりますし、八白土星にとっても信頼できる相手に恵まれるという利点があります。
そして二黒土星同士は、それこそ似た者同士で大変居心地のよい関係で、むしろたまにはちょっとした刺激を求める努力をした方が、さらに末永く交際を楽しめる組み合わせと言えるでしょう。
さらに、こうした土星以外に相性が良い六白金星や七赤金星、そして九紫火星についても、みていくことにします。
金星は、「土」から生み出される豊かな「金」を象徴しているため、土星からのサポートによって、様々な美点をクローズアップしてもらえるという、理想的な関係となります。
特にリーダー的存在である六白金星は、縁の下の力持ちのような二黒土星と付き合うことで、面倒見の良い世話役に恵まれ、思う存分、本来の力を発揮することができるのです。
また、華やかに活躍する人気者の七赤金星も、引き立ててくれる二黒土星と付き合うおかげで、魅力を十二分にアピールすることができます。
二黒土星にとっても、このような金星との交際は、相手の役に立てたという満足感に浸れるという意味で、うれしい経験になることでしょう。
その一方で火星は、「火」が燃え尽きた後やがて「土」へと還っていくことを象徴しているため、「土」から生まれる「金」とは逆の流れとなり、むしろ土星の美点を上手に引き出す存在となります。
そのため、細やかな精神の持ち主である九紫火星は、交際中、その行動力によって良い刺激を与えることにより、二黒土星の持つ本来の魅力を発掘する役目を果たすのです。
最後に、接し方によって上手く付き合える相手、一白水星、三碧木星、四緑木星についてもみてみましょう。
まず水星が司る「水」は、「土」によってその流れを止められてしまう、ということの象徴でもあります。
そのため一白水星についても、本来持っている軽快さを上手に発揮できるようにするためには、ぜひ二黒土星の方から、その持ち前の優しい心を活かし一歩譲って、あたたかく見守るような形で交際を続けてみましょう。
そうすれば、一白水星の方でも、自分にない落ち着きを二黒土星に見出し、その魅力にあらためて気付き、惹かれていくはずです。
また、木星が司る「木」は、「土」が持つ栄養を吸い取ってしまうことを象徴しています。
もしパワフルな三碧木星が、静かな二黒土星と付き合う場合は、お互いの長所を心から認め合う覚悟をすれば、尊敬し合える良い関係になれることでしょう。
また、もし自由人である四緑木星と、地道に過ごす二黒土星が付き合う場合も、それぞれが自分にないものを相手の中に見出し、尊重することによって、良い意味で刺激を与え合える関係になります。
まとめ
ここまで、二黒土星が持っている性格や恋愛の傾向についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
先行きが不透明なこの時代、地に足をつけて歩んでいく二黒土星の生き方に惹かれる人々もたくさんいることでしょう。
もし気になるあの人が、そのような二黒土星だと分かった場合は、気持ちの良い恋愛を楽しむために、お互いに思いやり、尊敬し合える関係を目指したいものです。
この記事を参考に、ぜひ素敵な恋愛をしましょう。