タロットカード:月の意味解釈【プロ占い師監修】

大アルカナ:月. THE MOON

【THE MOON】は【月】の英語名です。

 

自分の恋愛の現状や未来が気になって、思わずタロットで占った時に、

月のカードが出てきた時・・・

 

「正位置で出た!なにかいいことがあるサインかな?」

「逆位置だから、もしかしてお先真っ暗なのかも」

 

ついつい先入観や概念で、自分で都合のいい風に捉えてしまいますよね。

でも、タロットはきちんとした意味やキーワードがあるので、それに沿っていけばきちんとした解釈ができます。

 

ここでは、

自分で占ってみたけど、どう読み解いたらいいかわからない、

結果は理解できたけど、どうしていけばいいかわからない・・・・など

 

月が出たときの解釈と恋愛の向き合い方、上向きになる行動のしかたをシチュエーション別に解説していきます。少しでも前進できるよう、ぜひ試してみてくださいね。

 

 

◀水面とザリガニ

犬とオオカミ▶

◀月

今回は、初心者でも意味を読み取りやすいウェイター版タロットを使用します。

 

【三日月~満月に移り変わろうとしている月、そして月食】

三日月がどこかの超有名企業のシンボルマークにも見えますが、あちらは上を向いて笑っていますが、タロットの三日月は下を向いて何か思い悩んでいます。

見てもわかるように、今自分に何か迷いや不安があることを象徴しています。

 

そして三日月からゆっくりと満月に変わろうとする様は、気持ちの移ろい、不安定、動揺、など気持ちの変化を象徴しています。

このゆっくりという言葉がこれからリーディングするにあたって、いろんなケースでのキーワードになります。

 

つづいて、太陽も描かれているので、月食(日食の諸説あり)を意味するものは、

パッとカードを見たときに、月よりも太陽の方がはっきりと描かれていて、月の形がわかりづらい。そのことから、先行き不安、希望が見えないことを表しています。

月に向かって吠える動物たち

月に向かって吠えているのは、犬とオオカミです。

二匹とも荒野で吠えるイメージがあるので、何の違和感もありません。

これは月に向かって吠えているので、月を自分に置き換えると、今の自分の状態に、警鐘を鳴らしている、危機感を持つように、と注意を促しています。

水面から這い上がってくるザリガニ

水面は自分の意識を表しており、浅いところが顕在意識(自分で意識ができるところ)

深くなるにつれ、潜在意識(無意識状態)に入ってくるという見解です。

 

そしてザリガニは指を挟んでくる恐れがあり、慎重に扱うことから、恐怖心や猜疑心を意味します。したがって、自分の心のなかに何か恐怖心があったり、誰かを疑っていたりしています。

心に靄(もや)がかかっています。

全体的に解釈すると、空回り状態。

この絵柄から全体的に解釈をすると、自分の不安や、心配、モヤモヤが晴れることなく、立ち止まっている状態です。

この状態で自分がいいと思って行動を起こしても裏目に出て、空回りしてしまいます。

対策としては、絵柄の月の表情のようにじっくりと考えて、様子をみることで、状況が変わります。

 

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タロットカード「月」の恋愛での基本的な意味 

恋愛での月の正位置キーワード

・ぼんやりとした、モヤモヤとした

・秘密を隠し持つ

・希望や見通しがない

・不信感

・直感、胸騒ぎ

 

月の正位置は恋愛や相手に対して、疑問を持つ、不安である意味を持ちます。

好きだから、信じていたいと、多少の不安を抱いても目をつむりがちです。

「この人のこと本当に好きなのかな?」

「これでいいのかな?」など

自分の気持ちに目をつむったままだと、相手との未来や将来も見えてきません。

 

今の関係を続けたいし、傷つきたくないから、このままでもいいと思うかもしれませんが、このままでは、どんどん心がすり減って、疲れてしまいます。

そうならないためにも、一人で抱えずに友人などに悩みを打ち明ける、相談するなどして少しでも不安要素をなくしていくことです。すると、希望は少しずつ見えてきます。

 

月の正位置のキーワードでもある直感に従う、胸騒ぎを受けとめるなど、まずは相手よりも自分を信じるというスタンスでいましょうね。

 

恋愛での月の逆位置キーワード

・はっきりとした

・秘密が明るみに出る

・希望が見え、見通しがある

・モヤモヤが消える

・明るい未来・将来

 

悩んできた事柄や問題が解決する方向に進みます。

相手に抱いていたモヤモヤや不安だった気持ちが晴れてきて事態が好転していきます。

目標のための行動力やエネルギーが出てきます。

 

また、今まで止まっていた恋愛が進展する兆しが見えています。

基本的には月の逆位置が出た場合は、ポジティブに考えて大丈夫です。

 

ただし、月は秘密が明るみに出るという意味も持っていますので、相手に抱いていた不安が的中する場合もあります。

ただ、結果的に月の逆位置は良い結果を表しますので、これを機に決着をつけたり、決別したり、何かしらの決意が生まれて、苦しみから解放されるとも読み取れます。

 

どちらにせよ、自分の行動次第で明るい恋愛や未来が展開していきます。

 

以上、タロット・月の代表的な解釈となります。これを踏まえたうえで、シチュエーション別に正位置・逆位置のリーディングをしていきます。

 

タロットカード「月」の相手の気持ち

逆位置の場合

相手はあなたを信用していて、関係も安定している。

相手は、今後のあなたとの関係も積極的に前向きに考えています。それはあなたに心を開いて、何でも話せて、信用もしているからです。相手が話せない悩みや問題があったとしても、あなたにならと思って、打ち明けてくるかもしれません。

 

また、現在あなたがもしくは、相手がモヤモヤしている状況でも、近いうちに話し合いができて、問題が解決し、ふたりの関係に晴れ間がみえてきます。

 

気持ちがくっきりと見えていて、お互いが信用できているので、まさに理想の関係を築けています。

関係は安定しているので、次へのステップに進展していきます。

 

タロットカード「月」片想いの場合

逆位置の場合

ふたりの距離が縮まって、好転する。

急に親密とまではいかないですが、何かしらのきっかけでお互いの距離が少しずつ縮まります。

距離があったせいで、今まで聞けなかったことも聞けるようになり、そこで抱いていたモヤモヤも晴れ、新しい気持ちでまた彼を好きになれるでしょう。

 

二人の関係もゆっくりではありますが、喜びに満ちたものになっていくと読み取ってもいいかもしれませんね。

 

距離が縮まってきたら、自分のタイミングでぜひ一歩踏み込んでみてください。望んだ関係にさらに近づけるかもしれませんよ。

 

タロットカード「月」交際中の場合

逆位置の場合

ふたりの問題が解消する、希望が見える。

不安が生じて互いにギクシャクしていたり、すれ違っていたりしていた関係が徐々に消えていき、自然に円満な状態へと戻っていくでしょう。

 

あわよくば二人の関係の再認識ができ、あわよくば結婚など次のステップへと話も出てくるかもしれません。

 

今はまだそのような兆しが見える感じではないように思っている人もいるかと思います。

タロットの月は基本的に、ゆっくりと変化するという意味があるので、急速には好転はしません。

今の状況に逆らうのではなく、落ち着いて日々を過ごしていれば、自然と答えが見つかり、問題が解決するという解釈もできます。

 

それによって、距離を置いていた人は、自分の中に決めたものがあり、彼と別れる判断に至ることもあります。

どちらにしろ、自分の進んでいく道が見えてきて、いい方向へ歩いていけるでしょう。

 

タロットカード「月」復縁の場合

正位置の場合

ためらっている内は、復縁の実現は低い。

離れてから自分の気持ちに気づかされることも、もちろん誰にだってあります。そこから何とか復縁にこぎつけられないかと思いがちですが、その前に本当に相手と復縁したいと望んでいるのでしょうか?

 

月が正位置で出てくるのは、復縁に対して不安や目的がしっかりしていないなど、自分の気持ちに迷いやためらいがある証拠です。

 

「もし、復縁できたとしても、またこじれてしまうのではないのかな?」

「もしかしたら、本当は寂しくてそばにいて欲しいだけなのかも?」

などこのような気持ちになっていませんか?

 

そのような心境では無理に復縁をこぎつけたとしても、うまくいく可能性は低いです。

その前に、もう一度心から相手との復縁を望んでいるのかを考えたり、復縁の際の不安や心配事を解消させたりすることがベストです。

 

心を安定させてから何かに取り組んだ方が、何にせよ、うまくいきますよ。

 

逆位置の場合

ものごとがポジティブな方向に進んでいく

心からお相手と復縁を望んでいるなら、すぐに恋人に戻れなくても、お友達から再スタートできる可能性があります。また、自分の中に納得が出来ているので、仮に相手に断られても、受け入れて動じないでしょう。

 

どのみち、自分の起こした行動に後悔しない、行動したことによって区切りも付けられるので、次への道に進んでいけます。クリアな心で決断したのですから、間違いはありません。

 

また、距離を置いていた、はっきりとしない状態がクリアになっていく兆しがあります。

二人の中で答えを出せる機会が出てきます。

 

元の状態にもどるか、別れることになるかはわかりませんが、いずれにしろ、あなたにとってベストな選択ができるでしょう。

 

正位置の場合

不明瞭な関係が続くが、雰囲気を楽しめる恋愛でもある。

月がぼんやりとして形がはっきりとしないように、

今の関係に将来や未来が見えないサインですが、考え方によっては今後の関係も変わっていくこともあります。

見返りなどを期待しないで、まずは今しかできない、秘密ならではの醍醐味を楽しんだ方がいいでしょう。

 

不倫は世間的には許されないですが、月は神秘的でもあることから、現実離れをするという意味で、非日常な雰囲気を味わえる恋愛でもあります。

 

思い切って割り切るのが、相手への配慮にもなるかもしれません。

かえって、それがふたりの絆を結び、状況が変わっていく可能性だってあります。

 

平安時代の恋多き歌人のように、月を見ながら相手を思って、和歌でも詠めるくらいの余裕を持つことです。


逆位置の場合

ふたりの関係がはっきりとする。

違和感があれば、自分に素直になって、距離を置き、互いに考える時間を持てるでしょう。

すぐに決断を出せるわけではありませんが、曖昧なままにしておくよりも有効です。

 

その働きかけで、不明瞭だった関係を清算することができるか、もしくは一時離れたことで、二人の絆を証明させてくれるかもしれません。

 

月が沈んで、日が昇り始めるがごとく、

関係が継続するにせよ、終わりを迎えるにせよ、自分の進んでいく道がみえてきます。

自分の中に軸があるので、周りや雰囲気に流されることはありません。

 

正位置の場合

とまどわず、冷静に結果を受け止めるのが有効。

不安な気持ちや、ぼんやりとしていて、不安定な状態を意味することが多い「月」の正位置は、結果だけを見てしまうと、動揺してしまいがちですよね。

 

焦ってしまう気持ちは大いにわかりますが、とまどわずに落ち着いて結果を受けとめましょう。

この段階で、冷静でいられたら、行動が空回りすることもなく、裏目に出ることもありません。

不安の連鎖を未然に断ち切れるのです。

 

また、気持ちの揺らぎも関係していることから、本当は、自分はどうしたいのかが、わかっていないこともカードに反映されます。

自分を見つめ直すいい機会です。動くことより、じっくりと自分や方向について考えるのが好転へのカギです。

 

逆位置の場合

状況が好転して、思い切って前に踏み出せるとき。

悩みや問題が解決し、希望が見えてくることで、次にやるべきことが出てきます。

何かに決別をするときかもしれませんし、アプローチを起こすときかもしれません。

 

月の逆位置が出たら、自信を持って、前に踏み出しましょう。

多少の不安や恐れはあるかもしれませんが、自分の軸がしっかりしているので、ぶれることはありません。

エネルギーで満ち溢れているときに、自分の目指す方向へ行くべきです。

 

その方向にはまた新たな試練や困難が立ちはだかる可能性もあります。ですが、ひとりで乗り越える際は、自分自身の成長にもなりますし、ふたりで乗り越えれば、結婚など次のステップにつながっていきます。

自分の為にもふたりの為にも、恋愛レベルアップをしていきましょう。

 

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この記事を書いた人
ルナファクトリー編集部

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