大アルカナ「女帝」の解釈を分かりやすく解説

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タロット「女帝」の解釈

1.人物

「女帝」は広くは成熟した大人の女性や、母性、母親を表します。

また「2.女教皇」と同じ人物とも言われており、女教皇が未婚女性の処女性と、知性や理性などの精神的な側面を表すのに対し、女帝は理屈ではなく本能や感情、感覚的なもの、愛や優しさを表しています。

母性や母親のような優しさ、包容力のあるのある女性です。

また、一般に言われる結婚、出産などの男性に愛される「女の幸せ」を示しています。

 

 

2.女帝 カードの意味

「愛」「実り」「豊かさ」「繁栄」などの意味を持つ「女帝」のカードは、大アルカナの中でも「世界」や「太陽」と同じくらい、結果や未来を表すところに出てくると嬉しい、とても明るい意味のカードです。

さらに、「美」の象徴でもあり芸術にもつながる意味もあります。

女帝は女教皇イシスがヴェールを脱いだ姿という説もあります。

「愛、美、母」の3つの意味があることから、ローマ神話のヴィーナス、ギリシャ神話のアフロディーテ、地母神ガイアにもたびたびたとえられることがあります。

このカードの正位置は「愛される喜び」心も身体も、物質的にもまた満たされているという意味です。

前述したように母性を表すカードですが、仕事においては女性のリーダーの意味もあります。

女帝というカードは大アルカナの中でも「出たら嬉しいカードTOP3」に入るくらい幸せな未来を表すカードです。

(ちなみに他の2枚は19.太陽、21.世界 です)

しかしながら、逆位置となればまた意味も変わってきて、愛情も物質もさらに求めるようになり、傲慢、支配を表します。

ただし逆位置で出てきたからといって、悲観する必要はありません。

状況が悪くならないように、教えてくれているのです。

 

女帝 正位置

それでは、女帝の正位置の意味を詳しく見ていきましょう。

上でもおおまかに説明しましたが、主なキーワードとしては

包容力のある女性、精神的に満たされる(身体的にも)、魅力があふれる、色気が出てくる、幸せな結婚ができる、感受性が強くなる、恋愛がうまくいく、玉の輿に乗る、結果がちゃんと形としてあらわれる、女性からの援助、繁栄、生産性が上がる、成長する、などです。

 

このカードが正位置で出た場合は

 

 

・愛情を十分に注ぐことが必要

・身体の相性が良い

・女性相手の仕事運(美容関係、アパレル等)が良い

・年上の相手

・自分自身の魅力を活かした仕事が良い

・センスが向上する

・結婚または妊娠の可能性有り

 

などがあります。

いずれにしても未来の幸せを表します。片思いであれば、その片思いが成就する、現在お付き合い中であれば結婚が近づいているのかも知れません。

仕事であれば、美容関係などの女性ならではの職種が吉、ということです。

 

逆位置で出た場合は、カードの意味の本質は変わりません。

ただ、「正しく発動しない」ため

現状の愛に満足できず、さらに相手に求めるようになりわがままで贅沢になる、相手に自分の愛情を押し付ける、女性同士のトラブル、ヒステリックなどが挙げられます。

「わがままになっていないか」「愛情の押し付けになっていないか」「贅沢ばかり言いがちになっていないか」など、もう一度自分を見直すことでトラブルの回避や、軌道修正に役立つことでしょう。

 

ただしタロットは「予言」ではありません。あくまでも「助言」です。

逆位置で出た場合は、「どうすれば正位置にできるか」を考えることで、よりよい結果になるよう善処することができるでしょう。

 

女帝と関連の深いカードたち

タロットは複数枚で占った場合に周りのカードによってリーディングも変わってきます。

全てのカードはストーリーが繋がっていて、全く関係のないものは存在しませんが、特に関係の深いものを見ていきましょう。

 

「2.女教皇」と「3.女帝」と関連があったように、全てにおいて2から3、3から4へと実は繋がっているのです。

このつながりを感じられるようになると、リーディングももっと幅広くできるようになります。

一枚一枚のカードをよく見て、カードからのメッセージを存分に感じましょう。

大アルカナの関連

2の女教皇は知性・安定・聡明・直観を表すカードですが、それが3の女帝になることで母性や愛にあふれた女性へと変わっていきます。

また、17の星は希望・吉兆・可能性・期待を表すカードであり、前述したように流れ出る水は女帝へと繋がっています。

ただ17.星は「希望の兆し」を表すカードであり、まだ成就はしていません。

18.月でまた不安要素が出てきたりしますが、19.太陽で達成します。

不安や憂いを取り除いて願いが叶う、というカードですので女帝とは意味は違っています。

 

その他、0の愚者は女帝と同じ黄色い空が描かれ、期待・無謀・変化・前向きを表します。女帝のように確固たる安心はなく、まだ無謀さの多い希望の意味ですが、これからどのようになるかはまだ未知数です。

タロットは「愚者の旅」とも言われており、魔術師から始まり様々な試練を乗り越え21.世界で完成し、また1.魔術師に戻るのですが、その間の愚者は何物でもない空白の時でもあります。挑戦するかしないか、飛び込むのか否か、結果はまだ誰もわからないというそんな色んな意味のあるカードです。

忌み嫌われることの多い死神や悪魔、塔なども絶望だけではない、終焉や崩壊があっても再生は必ず訪れるというのは全てが繋がっているからなのです。

 

数字の関連

3という数字は世界においても神聖で、とても縁起の良い数字とされているようです。

宗教などでも3は叡智を意味するものと考えられており、宗教的なシンボルとしても三角形を使用することも多くあります。

例えばキリスト教では宗教画にもよく三角形が描かれていて、これは神、聖霊、子の三位一体を表しているそうです。

ヒンズー教では上向きの三角形は男性原理、下向きの三角形は女性原理を表し、神的なエネルギーを意味するものとされています。

 

そこでタロットにおいての「3」という数字について。

大アルカナにおける前後の関係は前述しました。女帝と同じ3を持つ、小アルカナの4種類の3について見ていきましょう。

小アルカナの「3」というのは「2」で選択し、一歩進んだ状態なのです。

女帝も女教皇と同じ人物であるように、小アルカナにおいても全てのカードは繋がっているのです。

「3」は「2」の状態より発展・繁栄していくことを表しています。

女帝のカードのキーワードも「繁栄」です。さまざまなものを生み出し発展させることができます。

女帝の世界観では、おおらかに自然体で発展していくものをあらわしていますが、小アルカナの場合はそれぞれのカードの種類に関連するものを生み出すことができます。

小アルカナの「3」を、4種類見ていきましょう。

 

ワンドの3

 

 ワンドのカードのは情熱、野望などの意味があります。

ワンドの3はさらなる野望や情熱、発展を表しています。

ワンドの2では人物はお城の上にいましたが、3では丘の上です。枠を飛び越え、さらに自由に行動しようとしているのです。

よって、キーワードは「海外での活躍、グローバルな視点」などになります。

 

ソードの3

ソードの3は、ソードの2で真剣に物事を検討した結果、心が疲れてしまったり傷ついていることを表します。

なので一般的にキーワードは「失恋、悲しみ、傷心」などと言われていますが、「3」のカードは発展です。

乗り越えると発展が待っています。ただし傷ついてばかりだと発展できないので、「自分の心を大事に」という意味もあります。

悲しみにとらわれすぎていると、自分で自分を傷つけることになるので気を付けて、とのメッセージでもあります。

 

カップの3

 カップの3では、カップの2で気の合う人と出会い、さらに人との輪が発展していきます。

イベントや飲み会、パーティーを表すカードでもあります。

気の合う仲間と楽しい時間を過ごすことができるという意味です。

キーワードも「パーティー、祝杯、飲み会」などがあります。

人との「縁」が発展するといったカードです。

逆位置では、「飲みすぎ、羽目を外しすぎ注意」などの意味もあるので気を付けましょう。

 

 ペンタクルの3

ペンタクルの2できっかけを作ったものが、ここでは形になって発展します。

ここでは3人の人物が描かれていますが、発展するには他社の協力が必要だという意味があります。

物事を発展させるには、周囲の協力が必要不可欠です。特に専門分野においてはなおのこと。

 

また、ペンタクルは現実的な「物質」を表しているので、ここで得た発展は必ず形となることでしょう。

逆位置になると、これがなかなか発展しづらかったり、形にならなかったりということを表しているので、この場合は「周囲とコミュニケーションがとれているか」「計画通りに進められているか」をもう一度見直していきましょう。

 

カードリーディング【女帝】

 

実際にタロットで女帝が出た時の解釈の仕方の例をあげていきましょう。

一枚だけ引いて占う「ワンオラクル」で試してみましょう。

一枚で判断しづらければ、もう一枚サブカードを引いてみても良いですよ。

サブカードの意味を上記で確認しながら女帝と結びつけていきましょう。

もし、小アルカナの「3」のカードが出たら急速に「発展」することを表していますね。

 

そしてここで挙げられるのはほんの一例なので、こちらを参考にしながら自分なりの解釈を見つけることが大事です。

 

恋愛運 女帝が出た場合

片思い中のお相手(男性)からどのように思われているか、相手の気持ちが知りたいという時に女帝(正位置)が出た場合

 

 

・包容力のある魅力的な女性だと思っている

・おおらかで寛容なところにひかれている

・経済的にも精神的にも余裕があるところに魅力を感じている

・一緒にいると落ち着ける相手だと思っている

 

などが挙げられます。お相手の方からは好意を持たれていて、片思いは実りそうです。

 

これが逆位置で出た場合は、

「わがまま、傲慢、だらしない」等、印象を持たれているかもしれません。

ただ、正位置と逆位置は紙一重です。これを前向きな忠告ととらえ、本来の女帝のおおらかさを持って自分を磨いていきましょう。

 

恋愛運 最終結果で女帝が出た場合

 

 

・愛し愛されることができます

・思いやりを持って良好な関係を築くことができそうです

・結婚につながる交際ができるでしょう

・妊娠の可能性があります

・片思いが実ったり、告白がうまくいきそうです

・良い出会いの予感

 

 

など、最終的に良い結果になりそうです。

なお逆位置では「慣れ合いになり思いやりや配慮が足りなくなる」等の意味がありますので、愛する気持ちが本物であれば、相手に対してもっと思いやりを持って接するようにしましょう。

 

仕事運 女帝が出た場合

仕事の人間関係や成果について、女帝の正位置が出た場合は、

 

 

・今までの取り組みが実を結び、良い結果が得られる

・努力が実り、精神的にも満たされる

・周囲から認められ、リーダー的存在になれるかも知れません

・仕事に余裕ができ、プライベートも充実します

・人材の育成がうまくいきます

 

 

など、「あなたが努力をした結果」それが実ることを表しています。

なので逆位置では「努力が足りない」「考えが甘い」などが挙げられます。しかしこれは本人もわかっていること。

答えは実はあなたの心の中にある、ということです。自分を見つめなおすのによい機会なのかも知れません。

 

その他 女帝が出たのにあてはまらない場合

 

もし、長年付き合ってきた恋人と別れてしまった場合や、片思いの人に振られてしまった場合。自分の中ではきっと復縁は考えられないし片思いがこの先実ることもないと、なんとなくわかっているのに女帝が正位置ででた場合。

「実り」「成就」のカードが出ても、なんとなく釈然としませんよね。

そういう場合は解釈を変えてみましょう。

前述したように、タロットは「予言」でなく「助言」です。

女帝のカードのようにおおらかに、余裕を持って相手をみてみましょう。

十分に満たされていたのに、足りないわけじゃないのにもっともっと欲しがったり、不満を言ったりしてなかったかどうか?

思いやりを持って接していられたかどうか?

もし、そこで気づくことができれば、今後はもっと良い出会いがあるかもしれないし、もっと良いお付き合いができるかもしれませんよ、というカードからのメッセージでもあるのです。

 

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さいごに

 

「女帝」について簡単に解説させて頂きました。

女帝からのメッセージ、感じ取ることができましたでしょうか。

「発展」「豊か」など明るい未来を表す良いカードです。

豊かな愛情で相手を包み、おおらかな気持ちで過ごすことができれば、大きな幸せを感じることができるでしょう。

 

 

 

この記事を書いた人
ルナファクトリー編集部

タロットカードに関する情報を初心者向けにわかりやすく解説していきます。

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