【ルノルマン】NO.26「本」の意味解説【プロ占い師監修】

はじめに

ルノルマンカードは人気のカード占いのひとつですが、もともとは人生ゲームによく似たカードゲームでした。そのため、ルノルマンカードに描かれたシンボルは、誰が見てもわかりやすいものになっています。 

そんなルノルマンカードの「本」には、どのような意味があるのでしょうか？

この記事では「本」のカードの意味やキーワード、解釈についてご説明いたします。

 

 

 

ルノルマンカード：26番「本」の意味は？

 

本と聞けば、多くの人が知識や学問をイメージするでしょう。

ルノルマンカードの「本」には、知識や学問の他に秘密という意味があります。

なぜならもともと本は、現代のように誰もが手に取り、読むことができるものではなく、知識階級の文字を読める一部の人だけのものだったからです。そのため本には、さまざまな秘密が隠されていると考えられていました。

 

「本」のキーワードは？

ルノルマンカード26番「本」のキーワードはこちらです。

• 本（書物）
• 知識
• 学問
• 学業
• 情報
• 秘密
• 隠されたもの
• 資格
• 封印
• 文房具
• 図書館
• 書店
• 出版

「本」のカードは、本そのものや本に関する事がら、知識や学業に関するもの、隠されたものや何らかの秘密を表しています。

書物としての本そのものを表す場合は、隣接するカードがどのような内容の本なのかを示す場合が多いので、周辺のカードに注目してみましょう。

 

 

閉じている本と開いている本の違いは？

ルノルマンカードの「本」の絵柄には、そのデッキによって、閉じている本と開いている本とがあります。

書物や本に関すること、知識や学問などについては、閉じた本でも開いた本でも変わりはありませんが、秘密と解釈する場合には、本が閉じているか開いているかで若干意味合いが異なります。

 

閉じた状態の本が描かれている場合、知識が隠されている、なんらかの秘密を暗示している状態だと考えられます。

開いた状態の本が描かれている場合は、隠されていたことが開示される、秘密にしていたことが明るみにでるという意味が強くなります。

 

必ずこのような状態だという訳ではありませんが、解釈の参考にしてみてください。 

 

ルノルマンカード：26番「本」と他のカードの組み合わせは？

本と他のカードとの組み合わせの解釈をご紹介します。

 

 

本×騎士(1番)

騎士のカードは、何かが届くことや出会いを表します。

本のカードを秘密とすると、なんらかの秘密が明らかになり手に入ると解釈できます。

本のカードを学業に関することとすると、学校や学業を通じて出会いがあると考えられます。

 

本×クローバー(2番)

クローバーのカードは、偶然や小さな幸運を表します。

本のカードを秘密とすると、たまたま秘密を知る機会があると考えられます。

本のカードが学びを意味するなら、学業や学びに喜びを感じられるとなるでしょう。

 

本×船(3番)

船のカードは海外を意味します。

本のカードを学業とすると、留学となります。

本のカードをそのまま本とすると、ガイドブックになります。

 

本×家(4番)

家のカードは、家族を意味します。

本のカードを秘密とすると、家族の秘密が明らかになる、または家族が秘密を抱えていると解釈できます。

 

本×樹木(5番)

樹木のカードは、健康や長い間の積み重ねを表します。

本のカードを秘密とすると、長期間に渡って秘密を抱えていたと考えられます。

本のカードを学びとすると、医学や歴史と考えられます。

 

本×雲(6番)

雲のカードは、不安やはっきりしない状況を表します。

本のカードを秘密とすると、真実がわからず混乱していると考えられます。

ただし、明るい方の雲に本のカードが接している場合は、真実にたどり着くのは間近でしょう。雲の暗い方に接しているなら、真実が明らかになるには時間がかかりそうです。

 

本×ヘビ(7番)

ヘビのカードは、悪意を意味します。

本のカードを秘密とすると、秘められた悪意となり、あなたに悪意を抱いている人物が近づく暗示です。

 

本×棺(8番)

棺のカードは、終了を意味します。

本のカードを学業とすると、卒業と解釈できます。

 

本×花束(9番)

花束のカードは、喜びを表します。

本のカードを情報とすると、嬉しい知らせを手にする暗示です。

本のカードをそのまま本とすると、ガーデニングに関する本や園芸書になります。

 

本×鎌(10番)

鎌のカードは、突然の衝撃を表します。

本のカードを秘密とすると、突如として秘密が明かされ、予想外の衝撃を受けると解釈できるでしょう。

 

本×鞭(11番)

鞭のカードは、トラブルを暗示します。

本のカードを秘密とすると、秘密が明らかになりトラブルへ発展すると解釈できます。

 

本×鳥(12番)

鳥のカードは、うわさやゴシップを意味します。

本のカードを秘密とすると、秘密がバレてうわさになってしまう暗示です。

本のカードをそのまま本とすると、週刊誌やファッション雑誌などが考えられます。

 

本×子供(13番)

子供のカードは、新しいことや子供を意味します。

本のカードを学びとすると、新学期や新学年と考えられます。

本のカードをそのまま本とすると、教科書になります。

 

本×キツネ(14番)

キツネのカードは、ずる賢い人物を表します。

本のカードを学業とすると、学校などにいる要領の良い人物を暗示します。

 

本×クマ(15番)

クマは、大きな権力を表します。

本のカードを秘密とすると、機密文書やマル秘事項と解釈できます。

 

本×星(16番)

星は、希望や理想を表します。

本のカードを学問とすると、学業を修め目標の達成へと導かれると解釈できます。

本のカードを秘密とすると、心に夢や理想を秘めていると考えられます。

 

本×コウノトリ(17番)

コウノトリは、変化を表します。

本のカードを学びとすると、転校や学校へ通うために引っ越すことが考えられます。

 

本×犬(18番)

犬のカードは、友人や信頼関係を表します。

本のカードを学業とすると、友人と共に学ぶと解釈できます。

本のカードを秘密とすると、信頼できる友人に秘密を打ち明ける、友人から秘密を打ち明けられることが考えられます。

 

本×塔(19番)

塔のカードは、公的な機関やそこに勤める人物を意味します。

本のカードを学業とすると、大学や図書館、研究室、教師、研究者などが考えられます。

 

本+庭園(20番)

庭園のカードは、社交や交流を意味します。

本のカードを知識とすると、知識や学問を共有することを表します。

 

本+山(21番)

山のカードは、乗り越えるべき課題を表します。

本のカードを学びとすると、学業や学問を究めるには、さまざまな課題が山積していると考えられます。

 

本+道(22番)

道のカードは、選択と決断を意味します。

本のカードを秘密とすると、秘密を打ち明けるかどうかの岐路に立っていると考えられます。

 

本+ネズミ(23番)

ネズミのカードは、損失を意味します。

本のカードを秘密とすると、隠していたことがバレる暗示です。すでにどこからか、秘密がもれているかもしれません。

 

本+ハート(24番)

ハートのカードは、愛情を表します。

本のカードを秘密とすると、秘密の恋、誰にも言えない恋と解釈できます。

 

本+指輪(25番)

指輪のカードは、約束や契約を意味します。

本のカードを学業とすると、入学試験に合格する暗示です。

 

本+手紙(27番)

手紙のカードは、手紙やメッセージを意味します。

本のカードを秘密とすると、その手紙には他人に見せたくないような内容が書かれている暗示です。

 

本+紳士(28番)

紳士のカードは、男性を意味します。

本のカードを秘密とすると、秘密を抱えた男性となります。

本のカードを知識とすると、知的な男性を表します。

 

本+淑女(29番)

淑女のカードは、女性を意味します。

本のカードを秘密とすると、秘密を抱えた女性となります。

本のカードを知識とすると、知的な女性を表します。

 

本+ユリ(30番)

ユリのカードは、性に関することを表します。

本のカードを秘密とすると、不倫の暗示です。

 

本+太陽(31番)

太陽のカードは、幸福や成功を表します。

本のカードを知識とすると、これまでの勉学が認められ評価を得ると解釈できます。

本のカードを秘密とすると、秘密にされた内容が明るみに出る暗示となります。

 

本+月(32番)

月のカードは、深層心理を意味します。

本のカードを学問とすると、心理学となります。

 

本+鍵(33番)

鍵のカードは、問題を解決するためのカギを意味します。

本のカードを秘密とすると、重大な秘密が明らかになる暗示です。

本のカードを知識とすると、知識を得ることで将来への道が開けると考えられます。

 

本+魚(34番)

魚のカードは、海や水辺を意味します。

本のカードを学問とすると、海洋生物に関する学問や水生生物に関する研究などを表します。

 

本+錨(35番)

錨のカードは、安定を表します。

本のカードを学問とすると、時間をかけて学ぶと解釈できます。

 

本+クロス(36番)

クロスのカードは、責任を意味します。

本のカードを秘密とすると、 重大な責任を感じるような秘密を抱える暗示です。

本のカードを書物とするなら、聖書を表します。

 

質問によって解釈は異なりますが、ひとつの例として参考にしてみてくださいね。

 

 

ルノルマンカード：仕事について占って「本」が出たときの解釈は？

ルノルマンカードで仕事について占って、本のカードが出た場合の解釈をご紹介します。

 

転職について

転職について占って本のカードが出た場合、退職や転職に必要な手続きや保険などについてよく調べておく必要があるでしょう。

また、仕事に必要な資格があれば勉強しておく時期です。焦ってすぐに転職へと動き出すより、転職のために何が必要なのかを調べてから転職活動をはじめるのがおすすめです。

 

ふさわしい仕事は？

あなたにふさわしい仕事についての質問なら、ライターや学校関連、研究職などが考えられます。また、あなたが興味のある分野の資格を取得しておくのも良いでしょう。 今後の仕事に活かすことができそうです。

 

今後、仕事はどうなりますか？

今後の仕事についての質問では、特に専門的な仕事に就いている人は評価される暗示です。スキルアップ、昇給、昇格などが考えられます。

専門職でない場合でも、業務に関連した知識を増やしておくのがおすすめです。

また社内試験や、昇進試験などにトライしてください。知識や資格があなたを助けてくれるでしょう。

 

 

 

 

ルノルマンカード：恋愛について占って「本」が出たときの解釈は？

 

ルノルマンカードで恋愛について占ったときに、本のカードが出た場合の解釈をご紹介します。

 

今後の出会いは？

今後の出会いについて占って、本のカードが出たときは、学校やサークル活動などに出会いがありそうです。卒業しているなら、同級生や同窓生に連絡をとってみましょう。

また、資格取得の講座や、趣味のスクールなどへ出かけてみるのもご縁につながりそうです。

 

恋人との今後の進展はある？ 

恋人との今後の進展について占って、本のカードが出たなら、相手は何らかの秘密を抱えている暗示です。あなたに言えないことがあるようなので、焦らず心のふれあいを大切にしていきましょう。

また、2人で知的な楽しみを持つようにすると、深いつながりを感じられるでしょう。

 

片思いの恋はどうなる？

片思いの恋が成就するかどうか、という質問で本のカードが出たなら、相手はあなたに秘密にしていることがあるという暗示です。むやみにその秘密をさぐるより、彼が打ち明けてくれるのを待つ方が良さそうです。

 

相手の気持ちは？

相手の気持ちについての質問なら、相手はあなたがどんな人なのか、冷静に観察していると考えられます。本のカードは思考を表しますので、あなたへの好意が高まるまで、ゆっくり進める方が良さそうです。

 

復縁は可能ですか？ 

復縁についての質問なら、復縁の可能性はありそうです。本のカードは、まだ心の中に秘めた思いがある暗示です。

また、あなたは理性を取り戻しており、別れの原因を分析し、どのようにすれば復縁できるか解決策を探っている段階だと考えられます。

そして相手は、あなたと価値観を共有することを望んでいると考えられるでしょう。

 

 

まとめ

この記事では、ルノルマンカードの26番「本」についてご説明しました。

「本」のカードには、本そのものや本に関する事がら、知識や学問などの学びに関するもの、隠されたものや何らかの秘密を表しています。

そのまま本（書物）と読む場合は、隣接するカードがどのような内容の本なのかを示しています。

知識や学問は、ひとりひとりがそれぞれのタイミングで学ぶ、学校の勉強や資格取得のための学習、専門的な学問などを表しています。

そして本のカードに秘密という意味があるのは、一般市民が文字を読めるようになったのは17世紀以降になってからのことで、それまで本には、秘密が隠されていると考えられていたからです。

この記事を参考にして、「本」のカードへの理解を深めていただけたなら幸いです。