作成日:2022年09月12日
更新日:2022年09月12日
【初心者さん向け】ルーン占いで気になるあの人の気持ちを探ってみよう
はじめに
あまり聞き馴染みがない「ルーン占い」ですが、「ルーン占い」は占い方法によっては、すごく簡単で手軽に占うことができます。
今回は「ルーン占い」を始めようと思っている方に向けて、「ルーン占い」のルーツ、文字の読み方、アイテムや占い方の紹介をしていきます。
「ルーン占い」は核心をついた答えを出してくれる占いですので、「ルーン占い」に触れて慣れてきたら、気になるあの人との相性などを占ってみましょう。
そもそもルーン占いってどんな占い?
ルーン占いとは、簡単に言いますと「おみくじ」みたいな占いで、北欧発祥の文字「ルーン文字」を使った卜術占い(タロットやおみくじなど偶然出てきたもので読み取る占い)の一種です。
ルーン占いは、文字が記載された24個の石やカードと、何も記載されていない空白のものが1つで、合わせて25個の石やカードを用いて占います。
ルーン占いは、どうやって生まれた?
「ルーン占い」のルーツは、古代ゲルマン民族(1~2世紀)の時代にまで遡ります。
当時使われていた「ルーン文字」はローマ字とは違い、一つの文字に意味があったとされ、文字には各々、古代北欧の生活習慣や文化・信仰などに深く根ざした意味がついています。
ルーン占いは石に書かれた文字の意味を読み解く占いです。
当時の人たちは、「ルーン文字」を石や木の枝に刻み、占いやおまじないを行い、コミュニケーションや交流を図っていたといわれ、これが「ルーン占い」の起源だとされています。
ルーン占いとタロット占いを比較してみると?
ルーン占いとタロット占いの共通点
ルーン占いとタロット占いの共通点は、「卜術(ぼくじゅつ)」と言われる占いの一種で、同じ「偶然出たカードから意味を読み取る」というおみくじタイプの占いです。
ルーン占いは文字から意味を読み取り、タロット占いは絵柄から意味を読み取るうえに、両方とも正位置と逆位置もありますので、位置によって意味も変わってきます。(ルーンは文字によっては逆位置がないものもあります)
さらには両方ともワンオラクルやツーオラクルといった1枚、2枚のみカードを使って占うといった初心者向けの占いがあります。
いずれも相手の誕生日や生年月日などのパーソナルデータが不要なので書かれた文字や絵柄を想像して読み解くといったところは同じでしょう。
ルーン占いとタロット占いの違い
タロットは大アルカナ22枚に加え、小アルカナ56枚といった78枚という大量のカードを用いますので、絵柄の意味を覚えるのに時間を要しますが、絵柄は雰囲気でだいたいイメージが掴めるため意味が読み取りやすいです。
対してルーンは24文字といったタロットと比べて種類は少ないものの、1枚のカードに1つの文字しか書かれていないため、雰囲気では意味が読み取りにくく、しっかりと文字の意味を把握する必要があります。
ルーン占いがタロット占いより当たると言われている理由
ちまたでは「タロット占いよりもルーン占いの方が当たる」と言われることがありますが、その理由は、ルーン占いは直感が必須となる占いだとされているからです。
ルーン占いは先述した通り24種の文字しかなく、タロットカードより遥かに情報が少ないため、理解力・経験値の他に直観力も優れていないと正式に鑑定ができません。
ルーン占いは初心者向けの簡単な占い方法もありますが、鑑定レベルだと上級者向けの占いになりますので、プロのルーン占い師は直感力も備わっている人が多いのです。
占い鑑定をしてもらうなら、直観力が優れている占い師にルーン占いをしてもらうといいかもしません。
ルーン占いが得意だとしているジャンルは?
人間関係や潜在意識のジャンルが得意
ルーン占いが適しているのは「相手の気持ち」と「潜在意識・深層心理」の分野です。
ルーンは変化しやすい事象や近未来をみることができるので、好きな人の気持ちや真意が知りたいとき、相手から距離を置かれてしまったとき、職場でいざこざがあったときなど、人間関係で悩みがあったときに占うのにおすすめです。
また「潜在意識」については、何かについて迷っていたり、決心がつかなかったりするときなど自身の本音を知りたいときに占うのにおすすめです。例えば、
・友人に旅行に誘われたけど受けるべきか?
・自分から話をきりだすべきか?待つべきか?
・欲しいものがあるが、今買うべきか?待つべきか?
などといった切実に答えが欲しい時に占うのに適しています
逆に遠い将来、長期的な運勢の占いには適していない
ルーン占いは移り変わりやすい短期的な運勢や近未来の占いを得意としていますので、遠い将来や長期的な占いには向いていません。
二人の近未来の動向や関係はルーン占いで対応できますが、将来や今後を占うには適していませんので、見てもらいたい場合は四柱推命や西洋占星術など「命術」ジャンルの占いの方が良いでしょう。
ルーン占いの占い方
ルーン占いは2種類の方法がある
ルーン占いはルーンストーンやルーンカードを用いますが、使うアイテムによって占い方法もさまざまです。中でも代表的なものを2つ紹介していきます。
ドローイング法(ワンオラクル)
ドローイング法は無造作に石やカードを1つだけを選ぶ方法ですので、初心者向けの方法であり、やり方はアイテムによって変わります。
・ルーンストーンやウッドを用いる場合は、ストーンやウッドを袋に入れ、質問を念じながらシャッフルしてから、袋に入ったストーンやウッドを1つだけ取り出します。
・ルーンカードを用いる場合は、テーブルにカードを広げシャッフルしてから、1つにまとめ、広げていき、自分の直感で1枚だけカードをめくります。
そして、取り出したストーンやウッドもしくはめくったカードでリーディングしていきます。
このように、偶然に選んだ1つだけの文字の意味を読み解く占い方法になりますので、日常的におみくじとして運勢を占うのも、占いの練習として挑戦してみてもいいでしょう。
キャスティング法
キャスティングというのは「放り投げる」という意味で、石やカードを放り投げ、投げた方向によって結果を導く方法です。
キャスティングのやり方は、
⓵石やカードに質問したいことに集中して、念じていきます。
②石やカードを箱や袋に入れ、大きくシャッフルしていきます。
③石やカードを両手に持ち、あらかじめ用意したシートやクロスの中心に向かって、無造作に放り投げます。
④シートやクロスからはみ出た石やカード、もしくは裏返しになったものを取り除き、残った物だけでリーディングしていきます。
複数のルーン文字を読み解くことになりますので、キャスティング法はルーン占いに慣れてからの方が効率よくリーディングができます。
ルーン占いの文字の読み方と文字一覧
ルーンで使われる24文字の読み方と意味を簡単に紹介していきます。
ルーンの読み方は「アングロサクソン式」と「ゲルマン式」と2種類ありますので、
以下の項目は、青文字:アングロサクソン式、赤文字:ゲルマン式と分けています。
【1】F:FEOH(フェオー)/ FEHU(フェイヒュー)家畜や財産を象徴する文字で、経済面や精神面での豊かさを意味します。
【2】U:UR(ウル)/ URUZ(ウルズ)牛などの力強い動物を象徴する文字で、剛健さや高エネルギーを意味します。
【3】TH:THORN(ソーン)/ THURISAZ(スリサズ)トゲ付きのバラを象徴する文字で、痛みや苦労・厳しい試練を意味します。
【4】A:ANSUR(アンスール)/ ANSUZ(アンスズ)口を象徴する文字で、語り継がれた賢人たちの知恵や知識を意味します。
【5】R:RAD(ラド)/ RAIDO(ライド)馬などの輸送手段を象徴する文字で、順調に円滑に物事が運ぶことを意味します。
【6】K:KEN(ケン)/ KANO(カノ)炎を象徴する文字で、情熱的や熱中すること、夢中になることを意味します。
【7】G:GEOFU(ギューフ)/ GEBO(ゲーボ)純粋無垢な愛情を象徴する文字で、思いやりや深い愛情を意味します。
【8】W:WYNN(ウィン)/ WUNJO(ウンジョー)旗を象徴する文字で、勝利の旗を掲げることから喜びや幸せを意味します。
【9】H:HAGALL(ハガル)/ HAGALAZ(ハガラズ)災害を象徴する文字で、トラブルやアクシデント、被害を意味します。
【10】N:NIED(ニイド)/ NAUTHIZ(ナウシズ)不自由を象徴する文字で、試練や忍耐を意味します。
【11】I:IS(イス)/ ISA(イサ)氷を象徴する文字で、物事に対しての熱が冷める、停滞することを意味します。
【12】J:JARA(ヤラ)/ JERA(ジェラ)豊かな実りを象徴する文字で、成果や実現を意味します。
【13】Y:YR(ユル)/ EIHWAZ(エイワズ)枯葉を象徴する文字で、物事の終わり・終局を迎えることを意味します。
【14】P:PEORTH(ペオース)/ PERTH(パース)サイコロを象徴する文字で、偶然や状態の好転を意味します。
【15】E:EOLH(エオロー)/ ALGIZ(アルジズ)鹿を象徴する文字で、強いツノで身を守ることから、難を逃れることを意味します。
【16】S:SIGEL(シゲル)/ SOWELU(ソウェイル)太陽を象徴する文字で、希望や栄光、願望成就を意味します。
【17】T:TIR(ティール)/ TEIWAZ(ティワズ)神話の軍神を象徴する文字で、逆境や苦境の打破を意味します。
【18】B:BEORC(べオーク)/ BERKANA(ベルカナ)神聖な木を象徴する文字で、木が大きく育つことから成長や進歩・発展を意味します。
【19】E:EOH(エオー)/ WHWZA(エワズ)馬を象徴する文字で、急速に前進・展開を迎えることを意味します。
【20】M:MANN(マン)/ MANNAZ(マンナズ)人間を象徴する文字で、支え合い・仲間・良好な人間関係を意味します。
【21】L:LAGU(ラーグ)/ LAGUZ(ラグズ)水を象徴する文字で、ありのままの感情、正直さを意味します。
【22】ING:ING(イング)/ INGUZ(イングズ)多産を示す文字で、豊かさや円満な環境や状況を意味します。
【23】O:OTHEL(オセル)/ OTHILA(オシラ)伝統を象徴する文字で、真面目さや安定を意味します。
【24】D:DAEG(ダエグ)/ DAGAZ(ダガズ)一日のサイクルを象徴する文字で、平和な生活もしくは物事の始まりと終わりを意味します。
【25】空白:WIRD(ウィルド)/ WIRD(ウィアド)
このルーンは空白ですが、運命や未知の可能性を意味します。
一覧の意味は正位置の意味を表していますので、逆位置の意味はこれらの意味を反対に解釈するといいでしょう。
(ちなみに【7】G、【9】H、【11】I、【12】J、【13】Y、【16】S、【22】ING、【24】D、【25】空白に逆位置の意味はありません。)
ルーンは練習用なら自分で作ることもできる
ルーン占いを始めるときは、本格的なアイテムを揃えなくても、練習用としてのルーンを自分で作ることもできます。
作り方は簡単で、100円均一や雑貨店で「おはじき」や「プラスティックタイル」、「木材」などに一つ一つにルーン文字を書いていけばいいだけです。
ルーンはタロットカードの絵柄と違って文字だけなので、手作りしやすい利点があります。
ちなみにルーンカードもコーティング加工された白紙の紙やカードに書いていけばいいだけですので、ルーンカードの方がいいという方にはこちらもおすすめです。
ルーン占いの練習を始めるにはアイテムを用意する必要がありますが、ルーンのアイテムもたくさん種類があり、金額もピンからキリまでありますので、選ぶだけでも時間がかかってしまいます。
本格的なアイテムを用意するより、まずは手軽に用意ができる自作のもので占いを始めてみてもいいのではないのでしょうか。
【初心者向け実践編】手始めにワンオラクルで相手の気持ちを占ってみる
ルーン文字の意味がある程度理解できたら、先ほど説明したワンオラクルで気になる人の気持ちを占ってみましょう。
ワンオラクルは一つの文字で答えを導き出すので「Yes」と「No」で答えられる質問をしましょう。質問例とリーディング例をご紹介します。
質問例:「あの人は自分のことを意識してくれていますか?」
ルーンの答え:18(B/ベオーク)正位置
木や植物が育つことから、今後の関係に発展していく見込みがあるため、相手もあなたのことを意識しているようです。
ルーンの答え:14(P/ペオース)逆位置
相手はあなたを気にしていないようですが、ルーンがサイコロを意味することから、あなたの努力次第で、二人の関係が好転する可能性があります。
ワンオラクルでは、このように読み解くことができます。
ワンオラクルの他にも複雑な質問や過去や現在と未来の質問が対応できるツーオラクル・スリーオラクルのスプレッド方法もありますので、ルーン文字に慣れてきたら他のスプレッド方法にも挑戦してみましょう。
まとめ
ルーン占いは人間関係のジャンルが得意なので、仕事や恋愛など多方面で、人とのコミュニケーションについて悩んでいる方に適している占いです。
ルーンで相手の気持ちを占ってみて、どんな風に対処していけばいいか、どんな風に振舞っていけばいいかなど、自分がどう周りや人に働きかければいいかの答えが見つかるかもしれません。
そしてルーン占いは直観力も使う占いとなっているため、タロットカードよりも当たりやすいとも言われています。
優れた直観力も持ち合わせるルーン占い師さんに鑑定をしてもらうこともよいでしょう。
人間関係の悩みがある方は、悩みの解決の糸口を見つけるためにも、ぜひルーン占いへの挑戦やルーン占い師への鑑定の相談をしてみてください。