アストロダイスで「月」が出たときの意味と解釈

アストロダイスで「月」が出たときの意味と解釈

 

はじめに 

初心者でも手軽に占えるということで、アストロダイスの人気が高まっているそうです!

アストロダイスは「天体(惑星)」「サイン(星座)」「ハウス」が記された3種類のダイス(サイコロ)を使った占いです。

この記事では、天体のダイスに記された「月」について解説しています。

アストロダイスの「月」の意味、「月」と他の2種類のダイスとのコンビネーション読みを初心者向けに説明しています。

サンプルリーディングもありますので、参考にしてみてくださいね。

月以外の天体・サイン・ハウスについては、こちらの「アストロダイスとは?意味や解釈をわかりやすく解説します!」をご参照ください。

https://lunafactory.co.jp/blogs/yasashitarot/what-is-astrodice

 

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アストロダイス「月」の意味は?

アストロダイスの「月」について説明する前に、ダイスの基本についておさらいしておきましょう。

アストロダイスの「天体」のダイスは、相談者がどうしたいのか?という欲求やエネルギーの方向性を表します。

時には相談者の身近な人物を投影している場合もありますので、相談内容によっては考慮する必要があるでしょう。

「サイン」のダイスは相談者の心理的な側面や気持ち、「ハウス」のダイスはそのシチュエーションや場所、ジャンルなどを示します。

この3つのダイスを振って、出た目を組み合わせて占います。

 それでは天体のダイスの「月」について詳しくみていきましょう。

 

月は対象となる人物のプライベートな部分にフォーカスします。 

日ごとに形を変える月は、移ろいやすい気持ちや感情を表すとされています。私たちの心に不安や心配がこみ上げてくるのは、月の影響を受けているからだ、という考え方をもとにしています。

私たちは、本能的に安定を求めているからこそ、不安になると言えるでしょう。

月には習慣づけや行動をパターン化させる性質もあり、私たちの無意識や潜在意識を司っていると考えられています。何も考えなくても自転車に乗れたり、別の考え事をしていても家まで帰れたりするのは、月が作った習慣のおかげです。

これらのことから月は、私たちが意識しにくいところを担っていると言えます。相談者自身が全く自覚していない場合もありますので、リーディングの際は、無意識の部分を表すと説明しておくと良いでしょう。

この他に月は女性とのかかわりが深く、母親や母親的な誰かを象徴したり、その女性との関わりを示したりする場合もあります。

 

アストロダイス「月」のキーワード

アストロダイスで「月」が出たときのキーワードは、こちらになります。

  • 気持ち
  • 感情
  • 習慣
  • 行動パターン
  • 無意識
  • 潜在意識
  • 女性性
  • 本能
  • 安定
  • 母親

 

相談者の気持ちや、口に出せない思いを示していて、不安や葛藤を伴う場合が少なくありません。 相談者は安らげる場所を求めています。

不安に思うのはなぜか?本当はどうしたいのか?という視点があると、解釈のヒントになるでしょう。

 

 

 

アストロダイス「月」コンビネーション

ここでは「月」と「サイン」、「月」と「ハウス」のコンビネーション読みをご紹介します。

「月」と「サイン」のコンビネーション

「サイン」は相談者の心理的な側面を示しますので、「月」との組み合わせでは、「どのような気持ちなのか?」「どのような気持ちになりたいのか?」というのが大きくクローズアップされるでしょう。

 

月×牡羊座

  • ストレートな感情表現
  • 思っている事が顔に出る
  • ウソがつけない
  • ライバルに対するむき出しの感情
  • 焦る気持ち
  • 早く答えが欲しい

牡羊座は衝動的で反射的です。

月と牡羊座の組み合わせは、感情的に反応してしまう性質を示唆しています。

思い付きで発言する、急に怒りだす、など勢いに任せるところがあるようです。 

深いところを読み取るのが苦手で、後になってリスクに気づいたり、深い意味を知ったりして、自己嫌悪に陥る可能性があります。

 

月×牡牛座

  • 堅実
  • 保守的
  • 感受性豊か
  • 五感に優れる
  • 美しいものや美味しいものが好き
  • のんびりしたい
  • 自分のペース
  • 穏やかさ
  • 頑固さ

牡牛座は現実的で実用的です。

物質的な事柄を大切にし、自分の五感を満足させられるかどうかが一つの目安になります。

月と牡牛座の組み合わせは、人の基本的な欲求を満たすことを求めます。

欲求が満たされていれば、穏やかで安定した状態でいられますが、そうでないと頑固でかたくなな態度を取るようになるでしょう。

 

月×双子座

  • おしゃべり
  • 情報交換
  • 話があちこちに飛ぶ
  • 移り気
  • 気分屋
  • 好奇心旺盛
  • マルチタスク

双子座は知性とコミュニケーションを大切にするサインです。

月と双子座の組み合わせは、移り気で落ち着かない感情を示します。

気持ちを落ち着けるために、エンドレスでしゃべり続ける傾向があります。

複数のことを同時にこなすのが得意です。

次から次へと興味の対象が変わるので、さっき言った事と正反対の事を、平気で口にすることもあるでしょう。

 

月×蟹座

  • 察するのが得意
  • 面倒見が良い
  • 人見知り
  • 繊細
  • 敏感
  • 甘えたい
  • 寂しがり屋
  • 人恋しい
  • 聞き上手
  • 不安感

蟹座は月と関係の深いサインですので、月の表す無意識の反応や習慣、行動パターンの影響が強く出ます。

安心安全を求め、自分のテリトリーを作ろうとします。

感情のアップダウンが大きく、安心感を得ようと自ら働きかけるでしょう。

 

月×獅子座

  • 目立ちたい
  • 自己顕示欲
  • 遊び心
  • ドラマチックな展開が好き
  • 他者からの賞賛を求める
  • 華やか
  • 創造性

獅子座は自己主張のサインです。

月と獅子座の組み合わせは、注目されたい気持ちをストレートに表現できません。

なぜなら月の求める安定と矛盾するからです。

自分を表現したいという欲求はあっても、実現できていないと考えられるでしょう。

どんな場面であれば、自己表現できるのかを考えてみると、解釈のヒントになりそうです。

 

月×乙女座

  • サービス精神旺盛
  • 世話好き
  • 神経質
  • 控えめ
  • きれい好き
  • 実用的、実際的を求める
  • 常識を求める
  • 完璧を求める

乙女座は、周囲の人の要望を完璧にこなしたい、と望むサインです。

月と乙女座の組み合わせは、頼まれると断れない状況をイメージさせます。

自分の気持ちを抑えて、周囲の要望に従っている可能性が高いでしょう。

細かい作業に没頭したり、面倒な仕事に黙々と向かったりすると、気持ちが落ち着きます。

 

月×天秤座

  • 自己主張が苦手
  • 平和的
  • 調和を求める
  • 人目を気にする
  • 見栄っ張り
  • 優柔不断
  • 結婚願望強め

天秤座は他者の視点を意識するサインです。

月と天秤座の組み合わせは、他者からどう思われているかが鍵になるでしょう。

人目を気にするため、優柔不断になって決断できないことがあるようです。

また他者から見て、恥ずかしくない自分を演出しようと、見栄っ張りな行動をすることがあるでしょう。

1人よりパートナーといる方が落ち着きます。

 

 

月×蠍座

  • 洞察力がある
  • プライベートを明かさない
  • 秘密主義
  • 執着する
  • 疑う
  • 嫉妬心

蠍座は、人や物などの対象物と一体化を求めるサインです。

月と蠍座の組み合わせは、物事の本質を見抜く、深い洞察力を感じさせます。

人の心の裏側を見抜くため、自分の本音を明かさない傾向が強いでしょう。

洞察力が猜疑心に変わると、執着や疑い、嫉妬などの感情をもたらします。 

 

 

月×射手座

  • 大らか
  • 自由奔放
  • フランク
  • 外交的
  • 楽観的
  • 前向き
  • 寛大
  • ルーズ
  • いい加減
  • 無責任 

射手座はポジティブで楽観的、未知の世界を求めるサインです。

月と射手座の組み合わせは、自由を求める気持ちが強く表れるでしょう。

大らかで前向きな態度は、悪くするとルーズで無責任だと感じさせる可能性があります。

 

月×山羊座 

  • 真面目
  • 保守的
  • 厳格
  • 冷たい
  • 安全第一
  • 心配性 

山羊座は、社会で評価されることを求めるサインです。

月と山羊座の組み合わせは、秩序やルールを守ることに重点を置きます。

そのため、真面目で保守的な面がクローズアップされ、厳格で冷たい人だという印象を与えることもあります。

問題を起こしたくないという気持ちが強いでしょう。

 

月×水瓶座

  • 個性的
  • オリジナリティ
  • 風変り
  • 独立心旺盛
  • 論理的
  • 冷ややか
  • こだわらない

水瓶座は、周囲に迎合しないサインです。

月と水瓶座の組み合わせは、自由な発想を大切にしたいという欲求があります。

個性的な言動をオリジナリティと見るか、突飛で風変りと感じるかは、紙一重かもしれません。

論理的で情緒を理解しない傾向が見られるでしょう。

 

月×魚座

  • 感受性が鋭い
  • 直感的
  • 甘える
  • 同情的
  • 自己犠牲
  • 気まぐれ
  • 怠惰
  • 忘れっぽい

魚座は、感受性や共感性が高いサインです。

月と魚座の組み合わせは、周囲の感情に敏感になるあまり、自分の気持ちに無頓着になる傾向が強く、その場の雰囲気に流されやすいでしょう。

他人に同情して、自分を犠牲にするような場面が少なくありません。

 

「月」と「サイン」のコンビネーションをご紹介しました。

相談の内容によっても、色々なケースが考えられます。

それぞれの性質を理解するのが前提にはなりますが、アストロダイスはむずかしく考え過ぎず、インスピレーションを大事にしながら読み解きましょう。

 

「月」と「ハウス」のコンビネーション

続いて「月」と「ハウス」のコンビネーションをご紹介します。 

ハウスは場面や場所、ジャンルなどの現実世界を示しています。相談者の具体的な状況をイメージしてみましょう。

 

 

月×1ハウス 

1ハウスは、自分自身のパーソナリティやアイデンティティに関わる場所で、自分の存在が外からどのように見えるかを表しています。

月と1ハウスの組み合わせは、自分の感情や気持ちが表に出ている状態です。

周囲の人が、相談者をどのように見ているかがわかるでしょう。

 

月×2ハウス

2ハウスは所有に関する場所で、持ち物やお金、スキルなどを表します。 

月と2ハウスの組み合わせは、所有に対する欲求や、所有することによって得られる安心感を示します。

 

月×3ハウス

3ハウスはコミュニケーションや知識、兄弟姉妹に関する場所です。

月と3ハウスの組み合わせは、周囲とのコミュニケーションをとりたいという欲求や、コミュニケーションを取ることによる安心感を示します。

情報収集や、学びに関すること、兄弟姉妹に関することを表す場合もあります。

 

月×4ハウス

4ハウスは、家族や家庭、リラックスできる居場所を表します。

月と4ハウスの組み合わせは、家族と一緒にいると安心できるという気持ちや、家庭が居心地の良い場所であることを示しているでしょう。

 

月×5ハウス

5ハウスは趣味や遊び、恋愛などに関する自己表現の場所です。

月と5ハウスの組み合わせは、子どもの頃のような夢中になって過ごした世界を求める気持ちや、自分の中にある創造性を発揮したいという欲求を表します。

恋愛願望を示す場合もあります。 

 

月×6ハウス

6ハウスは義務や労働、健康に関する場所です。 

月と6ハウスの組み合わせは、日常の義務を果たす中で、自分の感情と向き合うことが求められるでしょう。

日々のルーティンや、義務としての仕事が心の負担になっているのかもしれません。

 

月×7ハウス

7ハウスはパートナーシップに関する場所で、パートナーとの結婚や契約について示しています。

月と7ハウスの組み合わせは、相手のニーズや感情に合わせ過ぎる傾向が出てきます。

対等なパートナーシップを作りにくい状況だと考えられるでしょう。

 

月×8ハウス

8ハウスは、7ハウスで示したパートナーとのその後の関係を表す場所です。

月と8ハウスの組み合わせは、パートナーとの気持ちの共有や共感を求めているようです。

もしくは、パートナーともっと親密な関係になって、一体感を持ちたいという欲求があるのかもしれません。

 

月×9ハウス

9ハウスは、未知の世界を探し求める場所です。

自分の意識をどんどん広げて、精神的に成長したいと望む場所とも言えます。

月と9ハウスの組み合わせは、人の感情の動きについてより深く知りたいと思うでしょう。

月が表す習慣から解放されたい、自分自身の心のクセから自由になりたい、という欲求があるかもしれません。

 

月×10ハウス

10ハウスは社会での立ち位置や、自分の目標とするところを表す場所です。

天職や使命を示す場合もあります。

月と10ハウスの組み合わせは、自分の素の部分を社会に押し出すことになりますので、注目されたいとか人気者になりたいとかの欲求があるようです。

天職としては、大衆向けと言われる職種や人材の育成、養育や家庭生活に関することなどが考えられます。

 

月×11ハウス

11ハウスは人と交流する場所です。

友情、グループ活動、様々なコミュニティなどを表します。

月と11ハウスの組み合わせは、グループに所属することが安心感につながっています。

仲間が欲しいという欲求や、グループ内での葛藤などが考えられるでしょう。

 

月×12ハウス 

12ハウスは見えない場所です。 

秘密、インターネット、スピリチュアル、潜在意識、精神世界などの見えないものを表します。

月と12ハウスの組み合わせは、人には言えない秘密を抱えているとか、SNSでのやりとりに不満があるとか、スピリチュアルに傾倒しているなどが考えられるでしょう。

 

「月」と「ハウス」のコンビネーションについても、相談者の置かれた状況や相談内容によって解釈が異なります。

ひとつの例として、参考にしてみて下さいね。

最後にサンプルリーディングとして、相手の気持ちの解釈をご紹介します。

 

 

 

アストロダイス「月」サンプルリーディング: 相手の気持ち

アストロダイスで相手の気持ちを占って「月」が出た場合、相手は揺れ動く感情を抱えている状態です。

2人の関係に安定を求めているものの、不安感があるようです。

このことを前提に、リーディングをしてみましょう。

 

おつきあいしている相手の気持ちは? 

おつきあいしている相手の気持ちを、アストロダイスで占ってみました。

天体のダイスが「月」、サインのダイスが「牡牛座」、ハウスのダイスが「4ハウス」だった場合を考えてみましょう。

牡牛座はマイペースで頑固、4ハウスは家族や家庭を表します。

相手は相談者と家庭をもちたいと考えているようですが、自分のペースで進めたいと思っています。

相談者とペースが合わないことに不満を抱いている、と解釈できるでしょう。

お互いの気持ちのズレは、スピード感に原因していると考えられます。

 

片思いの相手の気持ちは?

片思いの相手の気持ちを占ってみました。

天体のダイスが「月」、サインのダイスが「蟹座」、ハウスのダイスが「5ハウス」だった場合を考えてみましょう。

蟹座は月の表す不安感を増加させます。

5ハウスは恋愛の場所です。

片思いの相手は、相談者と恋人同士になって、おつきあいすることを視野に入れています。ただ、断られるのではないかという心配から、告白できないでいると解釈できるでしょう。

思い切って相談者から声をかけてみるのが良いでしょう。

 

相談者のシチュエーションによって、色々な解釈があるかと思います。

ひとつの例として参考にしてみて下さいね。

 

まとめ 

アストロダイスの「月」について解説しました。

天体のダイスに記されている「月」は、主に感情や気持ちに関する欲求・衝動などを示しています。

不安や心配が発端になっている場合が多いので、安心できる状況を作るにはどうしたら良いか、という視点で見てみましょう。

また月には習慣づけや行動をパターン化させる性質もあります。

知らず知らずのうちに、同じパターンの繰り返しになっていないか考えてみると、こう着した状態から脱出するきっかけになるでしょう。

アストロダイスはインスピレーションが大切です。

そのとき受け取った印象を中心に読み解いていきましょう。

 

 

 

この記事を書いた人
ルナファクトリー編集部

タロットカードに関する情報を初心者向けにわかりやすく解説していきます。

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