作成日:2024年02月04日
更新日:2024年02月04日
【タロット】小アルカナ、ソードの4の意味解釈【プロ占い師監修】
はじめに
タロットカードで占ったとき、ソードのカードにドキッとさせられる、という人は少なくないかと思います。
小アルカナのソードは「火・地・風・水」という四元素の風のエレメントを表していて、知性や論理、正義、真理、情報などをテーマにしています。
この記事ではソードの4について、意味と解釈をご説明します。
タロット:ソードの4の意味は?
ソードの4は、教会で横たわる騎士が描かれていて、その騎士は手を合わせています。
ソードのカードは、試練や困難を感じさせることがほとんどですが、このソードの4だけは少し雰囲気が違います。
教会という場所は平和や静けさをイメージさせますが、穏やかさよりひっそりとしたもの寂しい様子のカードです。
横たわった姿を見て、もしかして亡くなったのかと驚いた人もいることでしょう。
ソードの4に描かれた騎士は亡くなったのではなく、静かに横になって休息している、もしくは瞑想していると考えられます。
もしかしたら騎士は、はやる心を抑えるために教会へやって来たのかもしれません。
3本の剣は壁にかけられ、残りの1本は騎士の横に置かれています。
この3本の剣は、騎士の額と喉と太陽神経叢(たいようしんけいそう)を指しているそうです。
額は第三の目、喉はコミュニケーション、太陽神経叢は深遠な知識を表していて、ソードによるエネルギーの活性化を表しているとも言われています。
騎士は、休んでいるだけではなく、エネルギーをチャージしているのかもしれません。
ソードの4は、外の世界の喧騒から一時避難し、次のスタートへ向けて心と身体の準備を整えているとも考えられるでしょう。
ソードの4のキーワード
ソードの4のキーワードはこちらになります。
- 休息
- 休憩
- 瞑想
- 静かに準備する
どのキーワードも、カードの絵柄からイメージしやすいものだと思います。
続いて、正位置と逆位置についてご説明します。
タロット:ソードの4の正位置について
タロット占いで、カードの絵柄がそのままの向きで出るのを正位置、上下が逆さまになって出たカードを逆位置としています。
逆位置が出てがっかりする人がいますが、正位置がポジティブで逆位置がネガティブという意味ではありませんので注意しましょう。
カードによっては、逆位置の方がポジティブな意味合いが強くなる場合もあります。
ソードの4の正位置、逆位置についてご説明します。
ソードの4:正位置のキーワード
ソードの4の正位置のキーワードはこちらになります。
- 休息
- 休憩
- 静養
- 停止
- 身体を癒す必要がある
- 疲れがたまっている
- 一歩下がって見る
- 引き下がる
- ひとりになる
- 自分と向き合う時間が欲しい
ソードの4の絵柄をそのまま感じて言葉にしたような印象のキーワードですね。
カードに描かれた騎士が横たわっているのは、戦いの日々に疲れ、戦線を離脱したから。
このことからソードの4が出たときは、日常生活に忙殺されていて、休息が必要な状態だと考えられますね。
日常の慌ただしさから離れて身体をいたわること。今の状況から一歩身を引いて、感情的にならないことが必要とされているようです。
タロット:ソードの4の逆位置について
ソードの4の逆位置は、横たわっていた騎士が休息を終えて動き出す、という意味合いが出てきます。
正位置の意味とは逆になり、活動を再開する暗示です。
ソードの4:逆位置のキーワード
ソードの4の逆位置のキーワードがこちらです。
- 復帰
- 再生
- 再起
- 回復
- 再開
- 立ち直り
- 体力・気力の充実
- 動ける状況になる
- 準備が整う
ソードの4が逆位置で出たときは、横たわっていた騎士が立ち上がる状況を表します。
十分に休んで回復し、心の準備が整ったと考えられます。
しかし戦いの場を離れていた騎士が再び戦場へと向かうということは、心身の疲れは癒されても戦いは終わっていない、問題は解決していないのです。
ただ、一旦その場を離れることによって見えてくるものもありますよね。
状況を見直し動き出すことによって、事態が好転する、良い流れに乗れるという解釈もできるでしょう。
続いて、ソードの4について、シチュエーション別の解釈をご紹介します。
タロット:ソードの4、恋愛の解釈について
恋愛について占って、ソードの4が出たときの解釈をご紹介します。
状況や2人の関係性によっても解釈は異なりますが、参考にしてみて下さいね。
ソードの4:片思い、正位置の解釈
片思いの恋愛を占ってソードの4の正位置が出た場合、今は傷を癒すときだと解釈できます。
過去の恋愛で受けた心の傷がまだ残っていて、次の恋愛へ進む勇気がないようです。
焦らず時間をかけることが必要です。
程よい距離感を保ちながら、お互いの気持ちが前向きになるタイミングを待つ時期だと考えてみましょう。
ソードの4:片思い、逆位置の解釈
片思いの恋愛を占ってソードの4の逆位置が出た場合は、そろそろ2人の関係が動き出すときだと解釈できます。
相手との距離を縮めるタイミングです。思い切って声をかけたり、食事に誘ったりしても良さそうですね。
相手も同じように思っている可能性が高いでしょう。
ソードの4:つき合っている相手の気持ち、正位置の解釈
おつき合いしている相手の気持ちを占ってソードの4の正位置が出た場合、恋愛に疲れていると解釈できるでしょう。
相手は恋愛に疲れているだけで、あなたを嫌いになったわけではありません。
ひとりになりたい、自分の時間が欲しい、と感じているようです。
今はあなたから連絡を取るのを控えて、少し距離を置いておくのが賢明です。
相手のエネルギーが回復するのを待ちましょう。
時間が解決してくれると考えて、焦らずゆったりした気分で過ごしましょう。
ソードの4:つき合っている相手の気持ち、逆位置の解釈
おつき合いしている相手の気持ちを占ってソードの4の逆位置が出た場合、2人の関係が進展する暗示です。
マンネリ化していた2人の関係が好転すると考えられます。
ワンパターンのデートになっているなら、いつもと違うデートを提案したり、2人で楽しめる趣味を探したりするのもおすすめです。
2人でいる時間が長すぎるなら、1人でも楽しめるものを見つけましょう。
ソードの4の逆位置は、停滞していた状況が動き出す暗示ですが、待っているだけでは事態は好転しません。
動き出す必要があるのを忘れないようにしましょう。
ソードの4:復縁、正位置の解釈
復縁について占ってソードの4の正位置が出た場合、過去の恋愛に囚われてしまっているようです。
自分の心の不安に向き合ってみましょう。
2人の関係について客観的に見られるようになるまで、少し時間をかけてみることが必要です。
一歩引いて考えられるようになると、新しい道が開けるでしょう。
ソードの4:復縁、逆位置の解釈
復縁について占ってソードの4の逆位置が出た場合、恋愛が復活する準備が整った暗示です。
傷ついた心が癒されることによって、2人の関係に新しい流れができるでしょう。
相手が、あなたへ関心を向けるようになるときです。
連絡がとれなくなった相手とも、何かしらのきっかけでつながりができるかもしれません。
ただし自分からあからさまに復縁を迫るより、復縁できれば嬉しいけれどできなくても仕方ない、くらいの気持ちの方がうまくいく可能性が高いでしょう。
タロット:ソードの4、仕事の解釈について
仕事について占って、ソードの4が出た場合の解釈についてご紹介します。
相談者の置かれた状況によっても解釈は異なりますが、参考にしてみて下さい。
ソードの4:転職、正位置の解釈
転職について占ってソードの4の正位置が出た場合、今はまだ転職の時期ではないようです。
疲労による仕事への意欲の低下が考えられますが、他にも心当たりがあるかもしれません。
転職するにはエネルギーが不足している状態です。
しばらく休養してから転職活動を始める、もしくは休養してから転職するかどうかを考えましょう。
ソードの4:転職、逆位置の解釈
転職について占ってソードの4の逆位置が出た場合は、転職へ向けて動き出す暗示です。
自分自身について考え、将来のために準備をしてきたことを活かすときです。
前向きに転職活動を始めましょう。
ソードの4:現在の仕事の状況、正位置の解釈
仕事の状況について占ってソードの4の正位置が出た場合は、今関わっている仕事が一旦ストップする暗示です。
計画の変更や中断があるかもしれません。
もしかしたら、あなたが休息を必要としているのかもしれません。疲労を感じているなら、早めに休みを取ることを考えても良いでしょう。
ソードの4:現在の仕事の状況、逆位置の解釈
仕事の状況について占ってソードの4の逆位置が出た場合、抱えている問題の解消やトラブル解決の暗示です。
あなたが関わっている業務だけでなく、仕事上の人間関係についても再スタートを切れるようになるでしょう。業績が回復するかもしれません。
停滞していた状況の回復は、あなたが動くことで結果につながります。
気合を入れて動き出すときです。
タロット:ソードの4、未来の解釈について
未来を表す位置にソードの4が出たときの解釈についてご紹介します。
タロットで表す未来は、今のままの状況が続いた場合に予想されるカードです。
必ずこのようになるという訳ではなく、小さなアクションで未来は変わります。
あなたが希望するような未来がカードで示されているなら、今のままのスタンスで進んで問題ありません。
あなたの望む未来でなかった場合は、そのような状況にならないように気をつけよう、何か工夫をしてみようと考えるのがおすすめです。
アドバイスも参考にしてみて下さいね。
ソードの4:未来、正位置の解釈
未来を表す場所にソードの4が正位置で出た場合、肉体的にも精神的にも疲労感が強いことを示しています。
ストップをかけられたり、見直しを求められたりするかもしれません。
物事が自分の思うように進まないため、焦りを感じて自分を追い詰めてしまいそうです。
今どのような状況なのかによってもアドバイスは変わります。
現状に問題を感じていないなら、早いうちに休んでおくのがおすすめです。
リラクゼーションを利用したり、知らないところへ出かけたりして気分転換をしておきましょう。
近い将来に行き詰るような出来事があったとしても、今のうちに気力体力を充実させておけば難なく乗り越えられます。
今もう既に何らかの問題を感じているなら、一旦ストップしましょう。
このまま進めても、どこかで横やりが入ったりトラブルになったりする暗示です。
物事を停止させて計画を練り直し、再出発への道を探るのが賢明です。
スタートしたことを止めるのは勇気がいりますが、あえて時間をとって立て直しを図る方が成果につながるでしょう。
ソードの4:未来、逆位置の解釈
未来を表す場所にソードの4が逆位置で出た場合、停滞していた状況から脱却できることを示しています。
心も体も回復し、再スタートを切れるときです。
用心深さも必要ですが、動き始めることで事態は好転するでしょう。
現在の状況が停滞感や閉塞感を感じさせるものならば、そろそろ動き出すタイミングがやってきます。
スタートしやすいように、今から少しずつ準備をはじめましょう。
心と体はつながっています。意識して体を動かしておくと、スムーズに流れに乗れるでしょう。
今は問題ないという状況でも、疲労や停滞の暗示です。
タロットの逆位置は、正位置の状態になるのに時間がかかるという意味もあります。
ソードの4は、疲れが出る、物事が停滞するという意味ですので、今のうちに自分の状況を見直すのがおすすめです。
知らず知らずのうちに疲れをためていることも考えられます。
意識して休むようにしましょう。
今進めている内容を、もう一度確認しておくのも良さそうですね。
未来の位置に出るソードの4は、ネガティブな暗示のように受け取ってしまいがちですが、どんな状況でも自分の行動が未来を変化させることを忘れてはいけません。
行動することだけではなく、動きを止めることも視野に入れるというのが、ソードの4からのメッセージだと言えるでしょう。
まとめ
タロットカードの小アルカナ、ソードの4について解説しました。
ソードの4の正位置は、休息や休憩、停止などを意味し、一旦ストップする状況を示しています。
もしかしたら気づかないうちに、疲労が蓄積しているのかもしれません。
しかし休むことに罪悪感を抱く場合もありますよね。
心と体を癒したらまた出発することができますので、心配したり焦ったりしないようにしましょう。
ソードの4の逆位置は、再出発のタイミングを教えてくれています。
状況が動き出すときです。
心も体も周囲の状況も、次へ踏み出すための準備が整ったサインです。
勇気を出してリスタートしましょう。
ソードの4は「休むとき」、「動くとき」を教えてくれるカードです。
ソードの4のカードが出るときは、ポジティブ、ネガティブにとらわれずに、自分の心を見つめるきっかけにしてみましょう。